クラシックに使われている楽器をもっとよく知ろう!
クラシック音楽というと、遠い国の遠い昔の音楽…って思うかもしれませんが、不思議なくらい、今の私たちの心にもぴったりと寄り添ってくれたり、楽しい気分にしてくれたり、励ましてくれるような曲がたくさんあります。
このシリーズでは、どんな楽器がどのような特徴をもっているのか、その魅力をお伝えしていきます。実際に曲を聴きながら、いろんな楽器とその音色に親しんでください。
Vol.10では、華やかで目立つメロディーを担当することの多い金管楽器「トランペット」に注目!トランペットは、大きく輝かしい音色を響かせることができる一方で温かみがあって柔らかな音も出せる豊かな表現力をもった楽器。トランペットが奏でる印象的なファンファーレから始まるマーラー作曲の交響曲、トランペットが大活躍するムソルグスキーの『展覧会の絵』などを紹介しながら、トランペットのさまざまな音色とその魅力を紹介します!
作品の内容
オープニング
M1 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番へ長調 BWV1047 第三楽章
M2 ヴィヴァルディ:2つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV 537 第一楽章
トランペットの歴史
M3 ハイドン:トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1第1楽章
トランペットの仕組み
M4 マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調 第1楽章
エンディング&M5 ムソルグスキー=ラヴェル:組曲《展覧会の絵》より〈プロムナード〉
M6 ムソルグスキー=ラヴェル:組曲《展覧会の絵》より〈キーウ(キエフ)の大門〉
プロフィール 飯田有抄(いいだ ありさ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
「クラシック音楽ファシリテーター」を肩書としながら、クラシック音楽の普及にまつわる幅広い活動をおこなっている。音楽専門誌、書籍、楽譜、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジン等に執筆・翻訳、小学館神保町アカデミーや朝日カルチャーセンターの講師、音楽イベントの司会やトークの仕事に従事。
NHKのTV番組「ららら♪クラシック」やNHK-FM「あなたの知らない作曲家たち」に出演。クラシック音楽専門ラジオOTTAVAレギュラーを2016年1月より4年3ヶ月にわたり務める。書籍に「ブルクミュラー25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか」(共著、音楽之友社)、『ようこそ!トイピアノの世界へ〜世界のトイピアノ入門ガイドブック』(カワイ出版)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。
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