クラシックに使われている楽器をもっとよく知ろう!
クラシック音楽というと、遠い国の遠い昔の音楽…って思うかもしれませんが、不思議なくらい、今の私たちの心にもぴったりと寄り添ってくれたり、楽しい気分にしてくれたり、励ましてくれるような曲がたくさんあります。
このシリーズでは、どんな楽器がどのような特徴をもっているのか、その魅力をお伝えしていきます。実際に曲を聴きながら、いろんな楽器とその音色に親しんでください。
Vol.5では、高いほうの音域で華やかにメロディーを奏でる管楽器「フルート」に注目! 王様にフルートを教えていた作曲家クヴァンツの曲、モーツァルトが作った「フルートとハープのための協奏曲」、フランスの作曲家プーランクが作った「フルートソナタ」などを紹介しながら、フルートのさまざまな音色とその魅力を紹介します!
作品の内容
オープニング
M1 ドビュッシー:シランクス
M2 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV 1067 第5曲「ポロネーズ」
フルートはなぜ木管楽器なのか
M3 クヴァンツ:フルート協奏曲ト長調 QV5:174 第一楽章
M4 モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c) 第一楽章
M5 プーランク:フルートソナタ 第一楽章
プロフィール 飯田有抄(いいだ ありさ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
「クラシック音楽ファシリテーター」を肩書としながら、クラシック音楽の普及にまつわる幅広い活動をおこなっている。音楽専門誌、書籍、楽譜、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジン等に執筆・翻訳、小学館神保町アカデミーや朝日カルチャーセンターの講師、音楽イベントの司会やトークの仕事に従事。
NHKのTV番組「ららら♪クラシック」やNHK-FM「あなたの知らない作曲家たち」に出演。クラシック音楽専門ラジオOTTAVAレギュラーを2016年1月より4年3ヶ月にわたり務める。書籍に「ブルクミュラー25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか」(共著、音楽之友社)、『ようこそ!トイピアノの世界へ〜世界のトイピアノ入門ガイドブック』(カワイ出版)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。
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