クラシックに使われている楽器をもっとよく知ろう!
クラシック音楽というと、遠い国の遠い昔の音楽…って思うかもしれませんが、不思議なくらい、今の私たちの心にもぴったりと寄り添ってくれたり、楽しい気分にしてくれたり、励ましてくれるような曲がたくさんあります。
このシリーズでは、どんな楽器がどのような特徴をもっているのか、その魅力をお伝えしていきます。実際に曲を聴きながら、いろんな楽器とその音色に親しんでください。
Vol.4では、弦楽器の仲間で心が落ち着くような深い音色が魅力的な楽器「チェロ」に注目! チェコの作曲家ドヴォルザークが作ったチェロ協奏曲、「白鳥」をイメージしてチェロのために作られたサン=サーンスの曲、チェロ一本から、さまざまな音色や豊かな世界を感じさせてくれるバッハの曲などを紹介しながら、チェロのさまざまな音色とその魅力を紹介します!
作品の内容
オープニング
M1 レーガー:無伴奏チェロ組曲 ト長調 Op.131 c からプレリュード
チェロという楽器
M2 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104 第3楽章
M3 サン=サーンス:『動物の謝肉祭』より「白鳥」
チェロの歴史
M4 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第6番 ニ長調 BWV1012 第1曲プレリュード
M5 ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102 第1楽章&エンディング
プロフィール 飯田有抄(いいだ ありさ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
「クラシック音楽ファシリテーター」を肩書としながら、クラシック音楽の普及にまつわる幅広い活動をおこなっている。音楽専門誌、書籍、楽譜、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジン等に執筆・翻訳、小学館神保町アカデミーや朝日カルチャーセンターの講師、音楽イベントの司会やトークの仕事に従事。
NHKのTV番組「ららら♪クラシック」やNHK-FM「あなたの知らない作曲家たち」に出演。クラシック音楽専門ラジオOTTAVAレギュラーを2016年1月より4年3ヶ月にわたり務める。書籍に「ブルクミュラー25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか」(共著、音楽之友社)、『ようこそ!トイピアノの世界へ〜世界のトイピアノ入門ガイドブック』(カワイ出版)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。
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