クラシックに使われている楽器をもっとよく知ろう!
クラシック音楽というと、遠い国の遠い昔の音楽…って思うかもしれませんが、不思議なくらい、今の私たちの心にもぴったりと寄り添ってくれたり、楽しい気分にしてくれたり、励ましてくれるような曲がたくさんあります。
このシリーズでは、どんな楽器がどのような特徴をもっているのか、その魅力をお伝えしていきます。実際に曲を聴きながら、いろんな楽器とその音色に親しんでください。
Vol.9では、木管楽器ならではの柔らかい音色が魅力的な「クラリネット」に注目!クラリネットは、モーツァルトが活躍した時代に使われ始めたばかりでクラシック音楽の長い歴史の中では比較的“新しい”ほうの楽器。生き生きとしたメロディーをクラリネットが奏でるモーツァルトの協奏曲、クラリネットの音色に惹きつけられたドイツの作曲家ウェーバーの協奏曲などを紹介しながら、クラリネットのさまざまな音色とその魅力を紹介します!
作品の内容
オープニング
M1 モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第3楽章
オーボエとクラリネットの聞き比べ
M2 モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 第1楽章
M3 ブラームス:クラリネット五重奏曲 ロ短調 Op.115 第1楽章
M4 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第4番「街の歌」変ロ長調 Op.11 第1楽章
エンディング&M5:ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74 第1楽章
プロフィール 飯田有抄(いいだ ありさ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
「クラシック音楽ファシリテーター」を肩書としながら、クラシック音楽の普及にまつわる幅広い活動をおこなっている。音楽専門誌、書籍、楽譜、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジン等に執筆・翻訳、小学館神保町アカデミーや朝日カルチャーセンターの講師、音楽イベントの司会やトークの仕事に従事。
NHKのTV番組「ららら♪クラシック」やNHK-FM「あなたの知らない作曲家たち」に出演。クラシック音楽専門ラジオOTTAVAレギュラーを2016年1月より4年3ヶ月にわたり務める。書籍に「ブルクミュラー25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか」(共著、音楽之友社)、『ようこそ!トイピアノの世界へ〜世界のトイピアノ入門ガイドブック』(カワイ出版)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。
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