| 実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
 そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
 内容紹介
「助けに来た子 前編」(29分)この話も先にお届けしたクニハルさんから伺った話だ。先は父親の話だったが、今度は母親である。
 クニハルさんの母は父が家を出た後、細腕一つでクニハルさんを育て上げた女性だが、どうやら昔から霊感が強かったらしい。
 クニハルさんが10歳のころ、家計を支えるため、昼職のほかに夜はホステスをしながら休む間もない働きぶりは幼いクニハルさんの目にも圧倒的だった。
 ある日、店の常連客が店のママと女の子数人と琵琶湖へ一泊二日の旅行に行こうと持ち掛けてきた。子連れであることを隠して務めていた母は躊躇したが、結局一緒に行くことになったそうだ。
 しかし、後になって思えば躊躇したのはすでに嫌な予感があったからかもしれない。
 
 城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
 その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
 様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
 外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
 2018年独立。公演情報などはHPにて。
 http://shirotani-kwaidan.com
 ■メディア
 ・「所さんの目が点」
 ・「大人養成所バナナスクール」
 ・「Rの法則」
 ・「柴田阿弥の金曜thenight」
 他多数
 
 ■書籍
 ・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
 ・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
 
 ■DVD
 ・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
 ・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
 
 
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