トップ | 2016夏・名作「聴いてもいいんだよ」特集 |
井上ひさし講演 第1集 名優 太宰治
太宰の小説は日本文学史の中でも屈指である。平明な話し言葉を使った分かりやすい文章で、フレーズにメロディがある。漱石以降の「近代日本語」が活かされている。さらには物語の筋がしっかりしており、落語のようなオチまである。――井上ひさしが、敬愛する作家、太宰治の実像とその文学的功績を語る。(1999年2月16日 JTアートホールアフィニスにて収録)CD版です。
井上ひさし講演 第2集 作家の眼、創作の眼
さまざまなエピソードの中からどれを取って、どれを捨てるか。――作家の眼とは取捨選択の眼であり、物書きにとって一番大切な素養といえる。これをどのように養い、培っていくか。人を面白がらせたいという自身の「眼」をはじめ、さまざまな創作のヒントについて語った貴重な講演。(2005年2月19日 新宿住友ホールにて収録)CD版です。
蟹工船
若者のみならず、現代に生きるすべての人に是非聞いて欲しい必聴のオーディオブックです。読むのではなく聴くことによってより伝わってくる、労働者たちの苦しさやそれに負けない明るさや強さを、オーディオブックで感じてください。
変身
20世紀を代表する不条理小説として、現代でも必読書に挙げられることの多いカフカの「変身」。本作では実力派の朗読家が、非日常の日常を、淡々と冷ややかに読み上げる。
講演 日本人とキリスト教/自分の知らぬ自分
遠藤周作が遺した珠玉の講演、二題。「キリスト教は何故日本に根付かないのか」のテーマをカトリック作家として独擅場で語った「日本人とキリスト教」。本当の自分と向き合うための方法論を語った「自分の知らぬ自分」。在りし日の遠藤周作の謦咳に接する講演二題。CD版です。
白い人
遠藤周作が遺した珠玉の講演、二題。「キリスト教は何故日本に根付かないのか」のテーマをカトリック作家として独擅場で語った「日本人とキリスト教」。本当の自分と向き合うための方法論を語った「自分の知らぬ自分」。在りし日の遠藤周作の謦咳に接する講演二題。CD版です。
真夏の死
真夏の海が2人の子供の命を奪った。残された家族の煩悶を見つめる醒めた批評眼と、物語を貫く浪漫的雰囲気とが見事に調和した三島の短編代表作。CD版です。
檸檬(れもん)
「檸檬」は1925年、同人誌「青空」の創刊号にて発表された。発表当時は、ただ静かに同人誌に発表されただけであったが、その後小林秀雄らに評価され、梶井基次郎自身が文壇に認められる作品となった。また以後には、書店に檸檬を置き去る人が後を絶たなかったと言われている。
小林秀雄講演 第一巻 文学の雑感
天皇について語った唯一の談話を含め、人間にとって文学がいかに必要か、人生とは何かを切々と問いかける、人間・小林秀雄の知られざる側面。CD版です。
山月記
中島敦の短編小説。唐の時代に書かれた「人虎」として知られる中国の変身譚を元にしている。教材としても人気があり、高等学校の現代文の教科書に多く掲載されている。
蜘蛛の糸
ある日のこと、釈迦は極楽の蓮池のふちに佇み、はるか下の地獄をふと覗いた。すると地獄の底にカンダタという大泥棒を見つける。カンダタは生前、小さな蜘蛛を助けたことがあった。釈迦は地獄の底のカンダタを極楽への道へと案内するために、一本の蜘蛛の糸をカンダタに下ろす。同時収録:「トロッコ」、「尼提」。
銀河鉄道の夜 〜Nokto de la Galaksia Fervojo〜
一部、エスペラント語の併読、ピアノとハープを用いた『星めぐりの歌』を挿入歌として収録するなど、賢治好き制作陣による意欲作。総勢14名、かつてないほどの出演キャストによる臨場感たっぷりのオーディオ舞台化。宮沢賢治の素敵で詩的な感性を音にしました。ファンタジックな銀河の旅をどうぞ心ゆくまでお楽しみください!
ひろしまのピカ
1980年の刊行以来、広島への原爆投下の悲惨さを訴え続けてきた丸木俊氏による絵本作品が朗読になりました。戦後70年、丸木氏とこの絵本がずっと伝え続けてきた戦争・原爆・核の悲惨さを、今改めて、朗読で語り伝えます。
ボッコちゃん
バーのマスターがつくったロボットは、人間そっくりの肌ざわり。ロボットと気がつかないお客たちは、カウンターのなかの美しいボッコちゃんに話しかけます。(新潮文庫『ボッコちゃん』収録)