実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。 
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。 
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
 
内容紹介
「或芸術大学の怪 さまよう男」(27分) 
Mさんという某大学の准教授の男性が、ひょんなことから勤め先の芸術大学の怪を耳にすることになった。 話してくれたのはベテランの山田先生だ。遡ること40年前、いくつもある校舎棟の三十号館の五階の研究室に詰めていたころ、当時の助手の若くはつらつとした女性が、時折何か言いたげなそぶりを見せては、諦めて口をつぐむような仕草を数年繰り返していたという。 そして、ある時ついに彼女は「先生、私実は……」と理由を話してくれた。どうやら、霊が見えるという。 心当たりのあった山田先生は似顔絵を描いて見せると助手は「この人です!」それは山田先生の同期で早逝した川村さんであった。
 
 
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身 
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。 
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。 
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。 
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。 
2018年独立。公演情報などはHPにて。 
http://shirotani-kwaidan.com
 
■メディア 
・「所さんの目が点」 
・「大人養成所バナナスクール」 
・「Rの法則」 
・「柴田阿弥の金曜thenight」 
他多数
  
■書籍 
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著) 
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
  
■DVD 
・「怪奇蒐集者」(楽創舎) 
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎) 
 
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