実説 城谷怪談
老若男女皆が楽しめる怪談語りを目指し、落語や講談にも似た独特な語り節、ノスタルジックな世界観に定評がある城谷歩による怪談。
幼い頃から自身でも不思議な怪体験を数多く持ち、更に聞き集めた種々の実体験を含めるとその数は数百にも及ぶ。
そうした現代の実話怪談、奇談の中から選りすぐりをお届けする。
内容紹介
「上へ続く花畑」(31分)
沖縄県在住の川上さんという女性は幼いころ事情があって祖母とともに暮らしていた時期があるそうです。 同時期にやはりご両親を亡くされた従姉のお姉さんと祖母の息子さんとで過ごしていたそうですが、しばらくしてお婆さんがガンを患い他界し、それから二十年後に東京に出て一人暮らしだった従姉のお姉さんも白血病に侵され亡くなったそうです。 お姉さんは最期の時を懐かしい祖母の家で祖母の息子さんと時々は川上さんとも過ごして、三人は昔を思い出したりしていたそうです。そうして従姉のお姉さんの17回忌でした。 目を閉じ読経に耳を澄ませていた川上さんが気配を感じてふと目を開けるとそこには若かりし日の祖母と二人の子供、広い花畑が広がっていたのです。
城谷 歩(しろたに わたる) プロフィール
1980年2月16日生 北海道小樽市出身
15歳から舞台演劇を中心に俳優活動を始める。
その後、劇団深想逢嘘(2000年〜2011年)を発足、主宰を務める。
様々な職種を経て2012年1月怪談師デビュー。怪談ライブバー スリラーナイト札幌本店で活動後、2014年から同六本木店オープンに合わせ上京。
外部出演、独演会開催、メディアへの出演多数。
2018年独立。公演情報などはHPにて。
http://shirotani-kwaidan.com
■メディア
・「所さんの目が点」
・「大人養成所バナナスクール」
・「Rの法則」
・「柴田阿弥の金曜thenight」
他多数
■書籍
・恐怖怪談「呪ノ宴」(竹書房 単著)
・怪談師恐ろし噺「裂け目」(竹書房 単著)
■DVD
・「怪奇蒐集者」(楽創舎)
・「六本木怪談 呪・祟」(楽創舎)
|