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佐々木喜善 聴耳草紙 下

[オーディオブックCD] 聴耳草紙 下

佐々木喜善
パンローリング
CD 10枚 約607分 2017年10月発売
本体 2,700円  税込 2,970円  国内送料無料です。
この商品は 4月1日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について)

  

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内容紹介

岩手県遠野地方に伝わる不思議な話
百姓の娘と飼い馬の悲恋譚「オシラ神」ほか 全99話収録

柳田國男が明治43年に発刊した『遠野物語』の話者である佐々木喜善は、昔話の採集によって日本の民俗学に大きな業績を残しました。折口信夫や金田一京助は、その先駆的な偉業から喜善を「日本のグリム」と讃えたといいます。

『聴耳草紙』は喜善が長い年月をかけて掘り起こした遠野地方の昔話・伝説を183編にまとめたものです。昔話はもちろん、河童に出くわした体験談をはじめ、神様や妖怪が人々の暮しに深く結び付いた不思議な話は実話として今なお遠野で語り継がれています。

八七番「兎と熊」
昔あるところに兎と熊がいた。熊は鈍くさく、兎は賢いので、熊はいつもいいように使われていた。この日も二人は揃って薪取りに行った。熊の方が力も強く、沢山の薪を切り出したが、兎はわずかしか取れない。それでも帰りの道中は、疲れたふりをして、熊に全ての薪を背負わせ、兎は楽をしていた。お人好しの熊は、ついには兎の身体まで背負って歩いたが、後ろからカチリカチリと変な音がするので「兎さん、これは何の音だ」と聞くが、兎は「あれはカチリ山のカチ鳥の声さ」と答えながら、火打石で火を切っていた……

一五五番「姉妹の病気」
ある家の姉妹が親たちの取ってくれた婿たちを嫌って、話をしようともしなかった。婿たちはがっかりして山の方へ歩いて行った。すると、山道で旅の六部の爺様が若者たちの元気のないのを気にして声を掛けた。婿たちが事情を話すと、爺様は「よしよし。それなら俺がどうにかしてやるから付いて来い」と言って、婿たちを連れて娘たちの家へ向かい、婿たちを塀の外に隠れさせた。
姉妹は六部様が来たと言って、二人で玄関に出てきたが、爺様は美しい姉妹の顔を見ると、わっと声を上げて泣き出した。姉妹がそのわけを問うと、爺様はその昔、自分の娘たちを襲った恐ろしい病気の話をするのだった……

収録内容

Disc1
狐の話(二○話)
兎の仇討

Disc2
兎と熊
貉の話(二話)
狸の話(二話)
爺と婆の振舞
狼と泣児
狼石
古屋の漏(三話)

Disc3
虎猫と和尚
猫の嫁子
怪猫の話(九話)
鮭の翁
鮭の大助
鮭魚のとおてむ
鱈男
鰻男
鰻の旅僧(二話)
魚の女房

Disc4
瓜子姫子(七話)
糞が綾錦
女房の首
赤子の手
オイセとチョウセイ
墓娘

Disc5
生返った男
お月お星譚
雌鶏になった女
稚子娘
鳥の譚(一四話)

Disc6
オシラ神
髪長海女
母也明神
オベン女
泥棒神
天狗
端午と七夕
二度咲く野菊
厩尻の人柱
駒形神の由来
ワセトチの話(四話)
土喰婆
赤子石
変り米の話
酸漿
あさみずの里
隠れ里

Disc7
神様と二人の爺々
神と小便
老人棄場
人間と蛇と狐
竜神の伝授
貉堂
座頭ノ坊になった男
座頭ノ坊が貉の宿かり
座頭の夜語
坊様と摺臼
雷神の手伝
物知らず親子と盗人
五徳と犬の脚(二話)
大岡裁判譚(三話)
雁々弥三郎
新八と五平
生命の洗濯
鰐鮫と医者坊主
蒟蒻と豆腐
傘の絵
富士山の歌
目腐 白雲 虱たかり
姉妹の病気

Disc8
鼻と寄せ太鼓
雁の田楽
胡桃餅と幽霊
カバネヤミ
テンポ
上方言葉
長頭廻し
長い名前(二話)
桶屋の泣輪
いたずら
話買い(二話)
額の柿の木
柿男
柳の美男
履物の化物
和尚と小僧譚(七話)

Disc9
馬鹿聟噺(二一話)

Disc10
馬鹿嫁噺(二話)
馬鹿息子噺(二話)
尻かき歌
嫁に行きたい話(二話)
啞がよくなった話
屁ッぴり爺々
爺婆と黄粉(二話)
屁ッぴり番人
屁ッぴり嫁(二話)
眠たい話(五話)
きりなし話(五話)

佐々木喜善(ささき・きぜん)

岩手県土淵村(遠野市)生れ。井上円了の哲学館、次いで早大文学部に学び、泉鏡花を慕って鏡石と号し、短編小説、詩歌などを発表。柳田国男の指導で民間伝承を調査研究し、「遠野物語」の話者となった。のち帰郷し、民間伝承の採集につとめた。「日本のグリム」の呼び名は、彼の病没の報を聞いた言語学者の金田一京助によるもの。

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