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桂文我 上方落語 桂文我 ベスト ライブシリーズ1

[オーディオブック] 上方落語 桂文我 ベスト ライブシリーズ1

桂文我
パンローリング
ダウンロード販売 MP3 9ファイル 約138分 2018年1月発売
本体 2,800円  税込 3,080円

  

サンプル再生ダイジェストでお楽しみいただけます。

オーディオブック(音声ブック) を聴くには? | CD版

内容紹介

上方落語の真骨頂、満を持してシリーズ化

CD化に寄せて

このCDが録音された「かまくら落語会」は地域の落語会として四十五年前に始まった。
近年は盛況が続き、チケットの選別方法に抽選を導入して十三年になる。
会が始まった頃に桂小文枝師匠(五代目桂文枝)の高座に私が強く惹かれたことが、会と上方落語のつながりの発端となった。四半世紀にわたって合計十九回出演された文枝師匠には、会の礎を作り、育てていただいた。
その後重なって来演していた桂吉朝師匠が、若くして病に倒れられてしまったが、上方落語を楽しむ伝統はその後も途切れず、山本進さんの推薦もあって桂文我師匠にその任を担っていただいている。

学者肌の文我師匠には、「復活珍品 上方落語選集 3巻」(燃焼社)から、「おやこ寄席 らくごCD絵本」(小学館)まで幅広い著作があり、埋もれている噺、他に喋る人がいないような噺も、数多く演じられる。
CDに収録されている「古事記」もその一つだろう。不勉強で文献としての古事記に触れたことがない私はこれを聴いた時、小学生の頃日本の神話として見聞きしたものに再会したような懐かしさを感じたものだった。
同じその会で「古事記」を聴いた女性が「噺が黄泉比良坂(よもつひらさか)までたどりついて満足しました」との便りをくれた。
その人の出身地の実家が、松江市東出雲町の黄泉比良坂の地とされる所から4キロだとあとから聞いた。かまくら落語会には多彩なお客様がいて、深く独自な受け止め方をしているらしいと、世話人として日頃から感じているが、これもその体験だった。

最後に私事になるが、私は文我師匠に進められて「かまくら落語会―いまから昔から」という本を青蛙房から出すことができた。東日本大震災の翌日に開いたかまくら落語会の打ち上げで、引っ込み思案の私がすぐに気持ちよく、執筆する気にさせられた。それは、文我師匠の巧みな、というより真摯な勧めのおかげだった。

かまくら落語会 岡崎誠

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「 念願の一つが叶った」

昭和五十四年、桂枝雀に入門し、二年経って、内弟子を開けた頃、「お話おじさんと呼ばれてもええから、とにかく、数多くのネタを覚えて、上演しなさい」と言われ、それを実践してきたが、「塵も積もれば、山となる」の譬えの通り、上演したネタは五百席を越え、今も増え続けている。
ネタの数を絞り、それに磨きをかける方が良いとも思うが、ネタの在庫が多い方が、落語の内容から学べることも多く、様々な要請の応対も出来るのは当然のことだ。
落語会の録音が、いろんな方のご協力・お勧めに依り、二十年以前からCD・テープを数多くリリースすることができた。
但し、それらは私のネタの集合であり、会全体の雰囲気を伝えるものではない。
以前から、会主・世話人の挨拶・お礼、助演者の落語も含めたCDを作りたいと考えていたが、実現が難しく、半ば諦めかけていたが、この度、パンローリングから発売できることに相なった。
関東で落語会の老舗と言っても過言ではない、かまくら落語会の録音が採用されたことが嬉しく、岡崎誠先生の最初の挨拶に始まり、お礼の言葉でお開きとなる、かまくら落語会独特の温かい雰囲気を味わっていたく内に、会の当日の座席に座っているような錯覚を覚えていただければ、幸いである。
落語のCDでも、このような楽しみ方があるという見本を、次々とリリースできれば、「噺家冥利に尽きる」と言っても過言ではない。

桂文我

収録演目

1.しゃぎり
2.開演前の挨拶:岡崎誠
3.桂福丸:阿弥陀池
4:桂文我:そうめんくい
5:桂文我:紺田屋
6.しゃぎり
7.桂米平:明石飛脚
8.桂文我:古事記
9.終演後の御礼:岡崎誠

演目解説及び助演ご紹介

そうめん喰い
桂米朝師から粗筋を教わり、二代目柳家つばめになった四代目柳家小三治の「小三治新落語集」(三芳屋書店)に掲載されてい『丈長そうめん』を参考にし、纏め直した。
何度が上演している内、「聴いていても、負担の無いネタではないか?」と思えるようになり、夏場の独演会で頻繁に上演しているが、そうめんを食べる姿を形良く、全体的に品良く仕上げるように心掛けている。
因みに、うどんやそばの落語は数多くあるが、そうめんが出てくるネタは珍しい。

紺田屋
戦前、五代目笑福亭松鶴が四十九冊刊行した「上方はなし」や、初代桂小南の「かつら小南落語全集」(三芳屋書店)にも『黒木屋』の演題で掲載されている。
滑稽噺と人情噺の要素を併せ持ち、ミステリアスな雰囲気で包み込んでいる逸品だと思うが、現在、東西通して、演じる者は極めて少ない。
元来、手代の新七が墓返しをするのは、死人の頭陀袋の金を盗みに行くという演出だったが、後味が良くないと考え、店に金を返すために墓返しをするということに改めた。
「ハッピーエンドの内容は、落語らしくない」と言う方もあるが、このような納まり方のネタも、満更、悪くないと思う。

古事記
平成二十四年(二0一二)、日本最古の歴史書・文学書の古事記が編纂され、千三百年を迎えたことで、その記念として、落語版『古事記』を上演するようになった。
私が生まれ育った三重県松阪市は、古事記の解説書の「古事記伝」を著した国学者・本居宣長の地元でもあるだけに、それ以前から興味があり、「いずれ、古事記を落語で演れれば」と思っていたこともあり、ネタの構成を楽しく進めることができたようである。
かまくら落語会で上演した『古事記』は、古事記の最初の神話の部分であり、一番興味深く、面白い筋立てになっているように思う。
ネタの途中で骨折噺に脱線しているが、その年の夏、左足を骨折し、人生最初の手術をした時の模様を再現した。
かまくら落語会の頃から、何とか正座ができるようになり、ホッとしながら高座を務めたことも懐かしい思い出となりつつある。

助演 桂米平・桂福丸
助演の桂米平は上方落語界屈指の巨漢で、珍芸『立体紙芝居』を復活させたり、寄席文字も見事に書いたりと、実に多才な御仁と言えよう。
そして、桂福丸は京都大学法学部出身という、上方落語界の最高学歴を誇り、スマートな高座を演じ、ファンを喜ばせている。

四代目 桂 文我(かつら ぶんが) プロフィール

昭和54年3月 故桂 枝雀に入門 芸名 桂 雀司
昭和54年7月 茨木市唯敬寺「雀の会」にて初舞台
平成7年 国立演芸場花形演芸会大賞 受賞
平成7年2月 大阪・サンケイホールにて四代目桂文我を襲名
平成8年 咲くやこの花賞 受賞
平成10~13年 相愛大学人文学部非常勤講師
平成15年 第54回芸術選奨文部科学大臣新人賞 受賞
平成21年 第64回文化庁芸術祭優秀賞 受賞
平成23年~ 相愛大学人文学部客員教授
平成21年3月24日~ みえの国観光大使
平成24年3月21日~ 松阪市ブランド大使

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