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「抜け雀（ぬけすずめ）」解説

旅に出るのは今のように気軽なものではなかった時代のお噺で。
舞台は宿場町・小田原。旅籠・相模屋では泊めたお客がなんと一文無し!?
聞けば絵師だというその男、頼んでもいないのに宿賃のかたに衝立に雀を描いて発ってしまった。さて翌朝、部屋の雨戸を開けたところ、朝陽を浴びた衝立の雀が……

旅籠の主とおかみさん、一文無しの絵師など、人騒がせだがどこか憎めない人たちが織りなす三遊亭遊馬の賑やかな「抜け雀」、どうぞお楽しみください。

◆この音源は、平成26年7月19日に東京芸術劇場シアターウエストにて行われた
「三匹の小舞台」を収録したものです。

収録内容

「抜け雀（ぬけすずめ）」（41分43秒）

三遊亭遊馬（さんゆうてい ゆうば） プロフィール

1970年 埼玉県桶川市生まれ。駒沢大学仏教学部禅学科卒業
1994年 三遊亭小遊三に入門、三遊亭遊だちの名で前座修行
1998年 遊だち改め遊馬の名で二ツ目昇進
2008年 真打昇進
2011年 2010年度「国立演芸場花形演芸大賞」銀賞
2014年 平成26年度（第69回）文化庁芸術祭賞大賞

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