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内容紹介

名だたる文筆家が登場する、文藝春秋の文化講演会。
文学談や執筆秘話に人生論も交え、含蓄と味わい深い講演があなたの生き方に豊かさと彩りを添えます。

絶大な人気を誇った名アナウンサー逸見政孝が綴る、自身の半生記。浪人時代の失恋体験や報道現場の苦労などを語り、軽妙なトークで会場を爆笑の渦に包みつつも「思いやり」「努力」「勇気」に触れる、爽やかな一幕。

（1989年6月25日 広島市安佐町民センター 菊池寛生誕百周年記念講演会より）

目次

●人間らしくていいじゃないですか
●私どもはお神輿であります
●見返してやろうと思った
●言ってみれば人生っていう襖

逸見政孝（いつみまさたか）

大阪府生まれ。受験生時代にアナウンサーを志し、早稲田大学第一文学部に入学。卒業後、フジテレビに入局。ボクシングなどの中継から個性を発揮し、『FNNスーパータイム』の初代メインキャスターとして同局の幸田シャーミンと共に夕方のブラウン管を飾る。同番組は形式の斬新さから一世を風靡し、幅広い視聴者を獲得。特徴的なオープニングは昭和後期を象徴する事件報道と共に、人々の記憶に強い印象を残した。真面目そうな風貌に反した話術の巧みさ、人柄の朗らかさが視聴者の指示を受けフリー転身後も『クイズ世界はSHOW by ショーバイ』『たけし・逸見の平成教育委員会』など任期番組の司会者として活躍。自身の罹病を伝えた会見は日本中の茶の間に共感の涙を誘った。