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で じ じ の 新 刊 オ ー デ ィ オ ブ ッ ク 通 信 【No.0262】
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□■ パ ン ロ ー リ ン グ の オ ー デ ィ オ ブ ッ ク ■□
-◆-◇ 本 日 の 一 冊！! ◆-◇-
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お盆が終わり、彼の地へ先に旅立ったあなたの大切な人たちも、
現世での夏期休暇を終え向こうに帰っていきました。
今回お贈りする「33歳ガン漂流」。
既に他界している奥山氏が、
人生を掛けて綴った生活の切り出し3部作の最終章。
「死にたくない」という生の感情を一切排して綴られてきたこの日記の最後に、
彼はその禁を破り、読者にこう吐露した。
「死にたくないな。書店で会いたい。本屋でセットで買ってくれ。」
このコトバは彼の最大限のサービス精神がもたらした、
奥山貴宏の極上の生の感情を届けてくれたのではないかと思う。
3冊引っ張って引っ張って、たったのこれだけ
本オーディオブックを聴くたび、
全3冊847ページを読み通した俳優 伊原農氏が収録時に漏らした言葉が
今も私の脳裏によみがえる。
「辛すぎて、この先読めないっすよ」
俳優は役者の生活を切り出すプロである。
つまりスタートからゴールまで、キャラクターをコントロールしながら
"生きて"いくことを生業としている。
死にいくことを理解しながらも、そこに取り込まれず、
生を切り分けてコントロールされた表現を続けた奥山氏の懐の深さと
壮絶な"自分"への執着が最後の最後まで「死にたくない」を言わせなかったのだろうか。
「涙を流してハイおしまい」的なお涙頂戴もの小説がベストセラーになる昨今。
「泣きたい人」は駄菓子のような本を読め。
「感じたい人」はこのオーディオブックを聴いて欲しい。
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□ タイトル：『 33歳ガン漂流 ラスト・イグジット 』
※無料試聴サンプルはこちら↓
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=2048032600001
□ 内容：
ガンで、余命2年――そう宣告されてから2年数ヶ月。
猛スピードで駆け抜け、彼は逝った。
共感、話題を呼んだ『31歳ガン漂流』『32歳ガン漂流エヴォリューション』
につづく最終章。
「もちろん、ガン細胞とは闘うけれど、オレの日常は決してガンには譲り渡さない」
――死の影が迫るなかでも、好きな映画を鑑賞し、小説を執筆、ブログを更新し続ける日々。
「オレがオレであること」を貫き通し、前を向き続ける様が感動を呼ぶ。2年4ヶ月を経て、
2005年4月17日、念願だった小説の発売の 3日後にこの世を去る。
亡くなる前日まで渾身の力をふり絞って残し続けた「生きた証」の集成であり、
『ガン漂流』シリーズ最後の1冊。
□ 著者紹介:
奥山貴宏（オクヤマタカヒロ）
1971年生まれ。山形県出身。日本大学芸術学部卒業。出版社勤務を経て、ライターに。
音楽、映像、パソコンなどのジャンルを得意とする。31歳の誕生日を迎えて間もなく
体調を崩し、風邪をこじらせたと思っていたところ、肺ガンと診断され、余命2年と
宣告される。2年4ヶ月を経て、2005年4月17日、念願だった小説の発売の3日後にこの世を去る。
享年33歳。著書に『31歳ガン漂流』『32歳ガン漂流エヴォリューション』
小説『ヴァニシング・ポイント』。
※ 本商品は「33歳ガン漂流ラスト・イグジット」(牧野出版刊 奥山貴宏著
ISBN：978-4-89500-081-9 220頁 1,365円(税込))をオーディオ化したものです。
□ 商品詳細:
【ダウンロード版】MP3 約191分 27ファイル 1,500円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=2048032600001
【CD版】CD 3枚 約191分 2,415円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=9784775926116
□ 関連商品：
[オーディオブック] 31歳ガン漂流
【ダウンロード版】MP3 約340分 12ファイル 1,522円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=2048004100003
【CD版】CD 6枚 約340分 2,940円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=9784775925355
■メルマガ記事：
http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=mailmag/080212
[オーディオブック] 32歳ガン漂流
【ダウンロード版】MP3 約490分 8ファイル 1,600円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=2048010600009
【CD版】CD 6枚 約340分 2,940円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=9784775926772
■メルマガ記事：
http://www.digigi.jp/bin/mainfrm?p=mailmag/080307
[オーディオブック] VP（ヴァニシングポイント）
【ダウンロード版】MP3 約643分 47ファイル 2,500円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=2048057000008
【CD版】CD 10枚 約643分 3,360円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?a=66143&c=9784775928462
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何のために手を合わせるのか
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盆や命日、法事以外にも亡くなった大切な方や、ご先祖様に手を合わせることは
物心がついたときから教えられ、その意味を理解せずに習慣的行為となっている。
では、習慣的におざなりにしてしまうこの「手を合わせる」ことは
どのように捉えるべきなのだろうか。
誤解を恐れず、宗教的見地を排して個人的な見解を言うならば、
大切な人を思い出すために行われる行為なのだろう。
では、何故思い出す意義があるのだろうか。
既に他界して久しい祖母が、私にとって「いつもの」手を合わせる対象なのだが、
生前よりも現在の方が私にとってより大切な存在になっていることは確かである。
既にこの世にいない存在を意識すること。
それは仏前でなくてもいい。
手を合わせイメージするきっかけとしてその行為は必要であり、
その目的は、自身を"その時に"引き戻し、
自分の立ち位置を確認する行為に他ならないからだと思う。
自分は「今、あの時から比べうまくやれていますか？」
自分自身に聴く行為なのであろう。
見ていてもらえる絶対的な対象に問いかけることによって、
自身に整理する時間、暗示を掛けていくのであろう。
ちなみに僕はまったくの無神論者であり、
いかなる宗教的なアイコンにも心を寄せることはないが、
今でもおばあちゃんだけはどこかにいると信じている。
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