あなたの耳に、不気味で妖しい闇話を
女流怪談師 山口綾子。
可憐で、時に妖艶なその見た目からは想像だにしえないほど、情感豊かに語られる深く黒い闇の話の数々。
あなたの身の回りにもある、人知れず存在している数々のイビツに切り取られた風景に浸っていただきたい。
内容紹介
『あいさつ』(9分)
ある女子大生が、冬休みに地元青森県に帰省したときの話。深夜にタクシーで自宅付近まで移動し降車すると、知り合いのおじさんが彼女の自宅がある敷地内に入って行く姿を見かけた。そのおじさんは昔からよく知るとても良い人で、久しぶりの再会を喜び挨拶しようと駆け寄るが…真夜中の恐怖と隣り合わせになった彼女が知ることとなる、恐ろしい真実とは。
『試験勉強』(5分)
女子高生の彼女はその日、三日後に控えた試験に備えて夜遅くまで勉強に励んでいた。夢中になって机に向かっていると、いつの間にか窓の外には朝日が昇っていたようだ。いつもと変わらない朝のはずだった。ところが、ある��信じられないモノ��を見てしまったせいで、彼女はその日から町中でちょっとした有名人になってしまう。��信じられないモノ��はなぜ現れたのか?その真実は、何気なく過ごしている日常の中に潜んでいた。
『勘違い』(14分)
Sさんはその日、SNSのある投稿を見て驚いた。その内容とは、��投稿者とその友人の部屋が、内装から家具の配置や色合いまで、偶然とは思えないほどそっくりだった��というものだ。その夜、お酒に酔ったSさんは帰宅後、トイレに入ったままいつの間にか寝てしまった。意識が朦朧とする中、ドアの前から聞こえてきたのは、父親の声だった。しかし、父親は何やら激しい口調で怒鳴っているようだ。怒りの原因を知ったとき、驚愕の真実がSさんを襲う。
『まっしろ公園』(7分)
リカさんが東京に引っ越して来たのは、小学生のときだった。近所の子どもたちが「まっしろ公園」と呼んでいる場所でよく遊んでいることを知った彼女は、ある日一人で行ってみることにした。グラウンドや遊具があるその公園は、よくある普通の公園だった。その後、公園で知り合った女の子と遊んでいたリカさんだったが…楽しい記憶を辿ったとき、恐怖の真実が明らかとなる。
『ハッピーバースデー』(10分)
小学生のみっちゃんはその日、クラスメイトの女子たちを自宅に招いて自身の誕生日会を開いた。暗い部屋の中、誕生日ケーキに立てられたロウソクの炎は1本だけ吹き消すことが出来ず残ってしまった。気を取り直してもう一度息を吸い込んだ時、炎が消えるのを阻止するように、友人の一人が声を上げた。結局すべての炎は消えたが、暗くなった部屋の中には、思わぬ奇妙な光景が待っていた。
『死後の記憶』(12分)
よしえさんは子どもの頃、両親と父方のおばあちゃんの4人で暮らしていた。幼い頃からおばあちゃんの��嫁いびり��を目撃していたよしえさんは、母とおばあちゃんの仲が良くなるように、「おばあちゃんの好物はお饅頭だ」とこっそり母に教えてあげた。毎食母が買ってくるそのお饅頭を、おばあちゃんは喜んで食べるようになった。おばあちゃんが亡くなるときも、母はお饅頭を持って来ていたのだが…生と死の狭間で、おばあちゃんは何を想ったのか。
『大好きだった歌番組』(4分)
その少年は、ある歌番組が大好きだった。番組が放送されるのに合わせてTVから流れる音をラジカセに録音し、いつでも聴けるようにするのが日課だった。彼はその日も、いつものごとくその歌番組を録音していた。再生すると、放送時には聞こえなかった男性の笑い声が入っていることに気づいた彼は、声の主を悟り胸が熱くなる。そこで、録音したテープを最後まで聞いてみることにしたのだが…。
『うわさの真相』(8分)
バイト仲間のヤスさんと多田くんはその夜、色々な噂がある心霊スポットのトンネルを訪れた。山奥にあるそのトンネルは、こじんまりとした廃トンネルだった。噂の真相を確かめるべく中へと入った二人だが、怪奇現象などに見舞われることもなく不満を抱いたままトンネルをあとにした。その後、山道を車で走行していると、不運にもヤンキーに目をつけられてしまう。ヤンキーが彼らに追いついたとき、想像を絶する噂の真相が二人を襲う。
『おねだり』(12分)
牧さんが駅のホームで電車が来るのを待っていると、携帯電話片手に大声で話す年配の女性が近づいてきた。黒い帽子とサングラスを身に着けたその女性の話し相手は、どうやら自分の子どものようだ。話している内容からして、お小遣いの使い方について叱っているように思えた牧さんは、口うるさく怒鳴り散らすその女性を避けるように別の車両の列へと移動した。その後起こる恐怖をまだ知らない牧さんは、一度は安心したのだが…。
『ヒトミさんの話〜短編3話〜』(10分)
ヒトミさんという女性から聞いた恐怖体験談3本立て。『着いて来る』…韓国に住むその女性は、塾の帰りに知らない男に尾行された。怖くなり友人を呼び出すのだが…。『友達』…ヒトミさんはその日、ある男友達の家に初めて遊びに行ったのだが…。『ペンションにて』…ヒトミさんは学生時代、サークルの合宿であるペンションに宿泊した。夕食時、窓の外から何かがこちらに向かって来て…。日常に潜む、三つの恐怖のストーリー。
『ふざけた理由』(10分)
『ヒトミさんの話』のヒトミさんご自身の体験談。その日、彼女はバーである男性から、過去の恋愛話を聞いていた。彼の元カノは無邪気で明るい性格の女の子だったそうだが、真面目な話をするときでさえふざけた態度をとる癖があった。それが原因で破局した男性だが、彼女がふざけていた理由を知り、過去の記憶が蘇る。友人らとともに訪れた廃墟の一軒家にて、ある奇妙な体験をしたというのだが…あなたはこの話を最後まで聞けますか?
山口 綾子(やまぐち あやこ) プロフィール
大手製薬会社営業職、タクシードライバーを経て怪談師となる。近年では主にホラーアニメ『闇芝居』/ドラマ版『闇芝居(生)』の脚本家、声優、女優としても活動の場を広げている。
出演情報などはTwitter、Instagram、Amebaブログにて随時更新中。
Twitter:https://twitter.com/ayakoyamaguch1
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