| 市朗怪全集とは
実話系怪談のパイオニア、『新耳袋』シリーズの著者の一人が、語りで送る怪談全集!
1990年代に巻き起こったJホラー・ブームを牽引した実話怪談界の大御所が、満を持して登場する!!全てが実話。この現代に現れた闇と異界の世界を聴け!!
 内容紹介
【コレクター】(10分)ドールイベントを開催しているS子さんの前に現れた人形コレクターのN氏。
 N氏には婚約者がいたが、人形はその婚約者に嫉妬をして……。
 
【アンティーク・ドール】(21分)旅行先の長崎で見つけた可愛いアンティーク・ドール。
 持ち主に無理を言って譲ってもらうが、その人形にはとてつもない因縁が隠されていた。
 
 
【和人形】(25分)Kさんの子供のころ、廃屋で見つけた和人形。
 あまりの不気味さに放置して帰ったが、この人形はやがて町内の人たちの恐怖の的となる。そしてKさん一家を襲う和人形の呪い。
 
 
【婿探し】(6分)モデル級の美しさを持つ女子大生。男子生徒は彼女の虜となっていく。
 だが彼女はある旧家のお嬢さん。そこには恐るべき風習があり、婿となった男たちを短命へと導く。
 
 
【高野山の犬】(9分)新婚夫婦が夜遅く、高野山の麓をドライブしていた。そこで一匹の神々しい日本犬と遭遇する。
 なんとも不思議な犬で、これをきっかけに夫は高野山の歴史に興味を持ち、先祖の墓が高野山にあることを知る。
 
 
【深夜の高野山】(7分)同じ夫婦の話。二人で真夜中の高野山を参拝した。祖先の塚を目指して真っ暗な参道を歩く。
 すると、様々な怪異が二人の前に現れる。
 
 
【布団で寝るな】(12分)夏の大台ケ原をめざす男5人。大杉谷の山小屋に一泊した。
 しかし、ここを経営する老婆は、布団で寝ると幽霊が出るから寝るな、という。
 霊など信じないOさんは布団で寝るが…。
 
 
【金沢の宿 】(12分)営業で全国を飛び回るサラリーマンが、金沢のとある宿で一泊した。
 真夜中、奇妙な体験をする。それがなんとも不気味な出来事で……。
 【濡れ女】(9分)
 あるバスの運転手が三重県のサービスエリアで立ち聞きしたという話。
 それは伊勢志摩に釣りに来た中年男性が死ぬほど怖かったという、霊体験談だった。
 
 
 中山 市朗(なかやま いちろう) プロフィール
作家、怪異収集家1982年、大阪芸術大学映像計画学科卒業。映画の助監督や黒澤明監督の『乱』のメイキングの演出などに携わる。
 1990年、扶桑社から木原浩勝との共著で『新耳袋〜あなたの隣の怖い話』で作家デビュー。『新耳袋』はそれまでただ怪談で括られていたものから、実話だけにこだわり百物語を一冊の著書で実現化させた。
 『新耳袋』は後にメディアファクトリーより全十夜のシリーズとなり復刊。『怪談新耳袋』として映画やドラマ、コミックとして展開。
 Jホラーブームを作った作家や映画監督に大きな影響を与え、ブームをけん引することになる。
 著書に『怪異異聞録・なまなりさん』『怪談実話系』『怪談狩り』シリーズなどがある。
 
 怪談は語ることが重要と、ライブや怪談会、放送などでも積極的に怪談語りを行っている。その他の著書に『捜聖記』『聖徳太子・四天王寺の暗号』『聖徳太子の「未来記」とイルミナティ」など多数。
 
 
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