クラシックに使われている楽器をもっとよく知ろう!
クラシック音楽というと、遠い国の遠い昔の音楽…って思うかもしれませんが、不思議なくらい、今の私たちの心にもぴったりと寄り添ってくれたり、楽しい気分にしてくれたり、励ましてくれるような曲がたくさんあります。
このシリーズでは、どんな楽器がどのような特徴をもっているのか、その魅力をお伝えしていきます。実際に曲を聴きながら、いろんな楽器とその音色に親しんでください。
Vol.11では、主にヨーロッパのキリスト教の教会で使われてきた「パイプオルガン」に注目!パイプオルガンは、様々な音色を出せ、たった1人でオーケストラのように演奏することができることから「楽器の王様」と呼ばれることもある楽器。オルガンといえばこの曲!という有名なバッハの作品、学校のチャイムのメロディが登場する「ウェストミンスターの鐘」などを紹介しながら、パイプオルガンのさまざまな音色とその魅力を紹介します!
作品の内容
オープニング
M1 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番へ長調 BWV1047 第三楽章
M1 J.S.バッハ:目覚めよと呼ぶ声が聞こえ BWV645
本格的なオルガンとは?
M2 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
M3 ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘(「24の幻想的小品集」より)
M4 ブラームス:一輪のバラが咲いて(「11のコラール前奏曲」第8曲)
M5 サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」 第2楽章より
プロフィール 飯田有抄(いいだ ありさ)
東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Macquarie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。
「クラシック音楽ファシリテーター」を肩書としながら、クラシック音楽の普及にまつわる幅広い活動をおこなっている。音楽専門誌、書籍、楽譜、CD、コンサートプログラム、ウェブマガジン等に執筆・翻訳、小学館神保町アカデミーや朝日カルチャーセンターの講師、音楽イベントの司会やトークの仕事に従事。
NHKのTV番組「ららら♪クラシック」やNHK-FM「あなたの知らない作曲家たち」に出演。クラシック音楽専門ラジオOTTAVAレギュラーを2016年1月より4年3ヶ月にわたり務める。書籍に「ブルクミュラー25の不思議〜なぜこんなにも愛されるのか」(共著、音楽之友社)、『ようこそ!トイピアノの世界へ〜世界のトイピアノ入門ガイドブック』(カワイ出版)等がある。公益財団法人福田靖子賞基金理事。
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