内容紹介
もう技術力だけでは生き残れない!
技術力×伝える力で創る「効果抜群のコミュニケーションスキル」
技術畑50年の現役エンジニアが導き出した「伝える力」の神髄を実例で学ぶ。
技術的能力が高くても、その成果を関係者や世の中に伝えることができなければ存在していないのと同じである。多くのエンジニアは技術力ばかり向上させているが、仮に技術力が200%(2倍)になっても、「伝える力」がゼロなら、数式は次のようになる。
技術力(200%)×伝える力(0)=真のパフォーマンス(0)
「伝える力」を強化すれば、少ない努力でパフォーマンスが改善しやすい。
本書では、多くのエンジニアが陥りやすいコミュニケーション上の問題点を取り上げ、問題が起きる要因を明らかにするとともに、どう改善していけばよいかを著者自身の実例を上げて解説した。
目次
まえがき
プロローグ ─ エンジニアとして「伝える力」の必要性を知る
エンジニアに不可欠な「伝える力」
エンジニアの話し方の特徴を知る
ラポールというコミュニケーション・スキル
普遍性のあるメソッドを事例のなかから読み取る
本書の構成
第�犠� なかなか理解されないエンジニアの話し方 「7つの特徴」
(1)上司の「言ったはず」を否定して、溝を深めてしまう
【事例】指示されていない内容を指示したはずと怒る上司
(2)影響がないからと、黙っていた不都合が発覚して信頼を失墜
【事例】技術的に困難なオーバースペックの解析
(3)同僚に「クレーム対応が上手だと得ですね!」と褒めたら、「だからお前と話をするのは不愉快だ」と怒りを買った
【事例】クレームを話題にすると不機嫌になる同僚
(4)相手を説得しても約束は守られず、そのうえ避けられるようになる
【事例】了解したのに説明書の改訂を形だけしかやらない担当者
(5)子どもの将来を思って説教するほど子どもから避けられる
【事例】約束しても勉強しない長男
(6)ズバリ技術の解決策を提案しても、技術力を認めてもらえない
【事例】蒸気閉じ込めの案件を解決しても技術力を認めない客先
(7)「規則だから仕方がない!」と諦めるエンジニアは生き残れない
【事例】計画が未定のため認可してもらえない工事
(8)「会話」の努力をしているのに、どうして私ばかりが責められる?
第�蕎� 話し方改革「7つの準備」
(1)相手が賛同するか反対するかは説明が始まる前に決まっている
【事例】私の計算のほうが精度が高い!相談したいことがあるんだけど
(2)「同じ」を伝えて、仲がいい状態をたった30秒で創り出す
【事例】私も姫路市出身です
(3)自爆する勇気であなたの会話に安心感を創り出す
【事例】私が言うと気まずくなる「お仕事大変ですね」�´�
(4)自分で気づけない自分を知っておくワーク電車で席を譲る
(5)「ステキですね!」で実践力を身に付ける
【ワーク】コンビニで店員さんを笑顔にする
(6)「何が正しい」の代わりに双方満足な合意を見つける
【事例】禁煙ルームを要求する(論争)禁煙ルームへの変更をホテルにお願いする(解決)ホテルに連絡なしの不泊をしてしまった事態の解決
(7)「笑顔」「姿勢」「頷き」「視線」であなたの周りに人を引き寄せる
第�珪� 話すための「聞く」
(1)「南極は南だから暖かい」に同意できれば「聞く」ができる!
【事例】南極は南のほうだから暖かいですよね!計算結果はより安全側になる最大値を採用すればいい?
(2)会話が得意でないエンジニアは相手の気持ちを推測するのをやめる
【事例】日本最古の鉄道トンネルに行きたいでしょう?
(3)「楽しいかったこと」「何をしてみたいか」を聞けば、宇宙人とだって話せる 【事例】鉄道で、いちばん楽しかった出来事は何ですか?
(4)大きな的からピンポイントの的へ絞れば「聞く」を外さない
【事例】何を悩んでいるのかわからない人への質問
(5)行き詰まったら、一瞬で解決までの時間を半減してくれる「もし」「仮に」で聞く
【事例】「屋外の工事の工程を短くする」打ち合わせ 穴の開いた大型容器の溶接修理方法
(6)モチベーションが上がる、能力が上がる「なぜ」の聞き方
【事例】なぜ、期限どおりに資料を提出できたんですか?なぜ、言われないのに家事を手伝っているの?
(7)「自分の意見」を「相手の意見」になるように聞く
【事例】基準値を満たせばギリギリの値でも合格?�´�
安くなってますからペンを買いませんか?�´�
第�絃� 話し方改革の戦略化
(1)会話の目的を明確にして一瞬で成果を出す
【事例】指示されていない内容を指示したはずと怒る上司(目的設定)
(2)会話のPDCA(Plan・Do・Check・Action)戦略
【事例】技術開発が好きな同僚
(3)意見のない相手の意見を創って、一瞬で合意する戦略
【事例】毎回指示が変わる自分の意見がない上司修正後の再度の修正意見を創って了解をもらう
(4)チームの一致団結で目的を達成する「価値観不統一の戦略」
【事例】プロジェクトに協力する理由(価値観の衝突)プロジェクトに協力する理由(価値観の尊重) 家族それぞれの北海道に旅行する理由
(5)正直に伝えながら欠点が目立たない「情報の形容詞化戦略」
【事例】ポンプの性能を形容詞化して説明
(6)アンラッキーを話し方ひとつでチャンスに変える戦略
【事例】受講生に突然さえぎられた市民講座 約束の時間に遅れた取引先 部品にひびが入った製品の強度評価 解答用紙を1 枚見逃した長男の模擬試験
(7)話し方を楽しんで身に付ける「ゲーム化戦略」
【事例】環境を無視したコスト最優先の提案 雨の家族旅行を忘れられない思い出に変える作戦 ルール変更でつまらなくなったゴルフ 不適合を数えて企業活動の品質を上げる 適合を数えて品質保証活動を楽しむ
第�江� エンジニアの話し方はこう変わる!
(1)部長との対立が深まり、何度も修正を指示されていた資料の修正が、1回で完了 【事例】指示されていない内容を指示したはずと怒る上司を味方に
(2)「 解析は不可能です」と正直に伝えて了解してもらう
【事例】技術的に困難なオーバースペックの解析を取り下げてもらう
(3)「お前と話をするのは不愉快だ」と話を避けられていた同僚と談笑
【事例】クレームを話題にすると不機嫌になる同僚を笑顔に
(4)説得しても仕事をしてくれなかった同僚の協力を得る
【事例】了解したのに説明書の改訂を形だけしかやらない担当者を動かす
(5)説教しても勉強しなかった子どもが自分で勉強を始める
【事例】約束しても勉強しなかった長男が勉強を始める
(6)新しい技術の提案で協力者を得る
【事例】懸案事項を解決しても技術力を認めない客先を味方にする
(7)ルールでは許可されない技術の申請を可能にする
【事例】計画が未定のため認可してもらえない工事を認可してもらう
エピローグ ─ ラポール(伝える力)×技術力=最強のエンジニア!
「出会って30秒で仲間のように話せる」ラポールの練習
話し方の練習は今のあなたのままでいい
成果保証でモチベーションを維持する
50歳でも3か月で人生が変わる
話し方で働き方を改革する(仕事の効率)
資格はこう使えばあなたを助けてくれる
話し方で働き方を改革する(人間関係)
話し方で働き方が変わる原理
ラポール(伝える力)×技術力=最強のエンジニア
あとがき
警告
亀山 雅司(かめやま・まさし)
1965年、兵庫県姫路市生まれ。5歳からエンジニアを目指す。
1990年、大阪大学大学院工学研究科溶接工学専攻修士課程修了。2005年6月工学博士(大阪大学)、2008年4月技術士(原子力・放射線)取得。関西電力株式会社勤務(1990年4月~2018年9月)、大阪大学大学院招へい准教授(2008年9月~2018年9月)。主に原子力発電設備の設計、許認可実務に関わる。現在、原子力安全推進協会に勤務。
技術畑一筋に歩んできたが、やがて35年間取り組んだ「技術の説明」の限界に直面する。その後、「技術の新しい伝え方」を探求し、2016年にそのベースとなる理論と伝授法を完成。話し方改革を通じてエンジニアを支援する活動を始める。 2017年には200名のエンジニアに話し方を教える。2018年から、エンジニアの話し方パーソナルトレーニング、エンジニアの働き方が変わる「話し方の改善活動」を推進中。
※本商品は『最強のエンジニアになるための話し方の教科書』
[マネジメント社刊 亀山 雅司 著 ISBN:9784837804871 180頁 1600円(税別)]をオーディオ化したものです。
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