[オーディオブック] 日本武将合戦物語
菊池寛
パンローリング
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MP3
483分 40ファイル 2022年4月発売
本体 1,000円 税込 1,100円
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内容紹介
古今東西、合戦を描いた物語・ドラマ・映画は数知れず。
多くの犠牲がつきものの、痛ましい出来事であるにもかかわらず、どうしてこうまで人々を魅了するのでしょうか。
裏の裏を読み、勇猛果敢に敵陣地に切り込む、その痛快さに惹かれるのでしょうか。
それとも夢かなわぬまま果ててゆく悲劇にでしょうか。
いずれにしても、そこには現代に通じる人間ドラマが隠れているからかもしれません。
源義経と源平合戦
父、義朝が戦に敗れ討ち死にした後、母とも引き裂かれた義経は、一人寺に預けられ修行の毎日を過ごしておりました。
しかし、栄華を誇った平家に陰りが見え始めると、義経は生き別れていた兄・頼朝の元に駆けつけ、その命を受け、平家討伐に乗り出します。
天才的な軍術により、義経は次々と平家の軍を破っていきます。
ですが、頼朝の意向を無視して後鳥羽法皇から褒美を受け取った事により、兄との間に微妙なすれ違いが生まれ、それは義経が武功をあげればあげるほど大きくなり、やがて悲劇へとつながっていくのでした。
真田幸村と大坂冬夏の陣
関ヶ原の戦いの後、家康に無理難題をふっかけられ、じわじわと追い詰められていた大阪側は、ついに戦の決意をします。
高野山にて隠遁生活を送っていた幸村はその呼びかけに応じ、間者の目を欺くため、百姓に身をやつして大阪に駆けつけます。
しかし、大阪側には戦に慣れた勇猛な武将はわずかしかおらず、多くは寄せ集めの浪人ばかり。
それでも智将と言われた亡き父、昌幸譲りの知略を張り巡らし、砦・真田丸を中心に、幸村は徳川軍をなぎ払い、あと一歩の所まで家康を追い詰めるのですが…
謙信・信玄と川中島合戦
隣り合う領地、力も智略も拮抗していたが為に、長年にらみ合ってきた甲斐の武田信玄と、越後の上杉謙信は、ついに相半ばにある川中島で雌雄を決する戦いに臨みます。
互いに腹の探り合い、一方が出れば他方はその裏に回り、また一方が背後を突けば、他方は側面から攻める、虚々実々の駆け引きの末、ついに両軍は激突するのでした。
時は永禄四年9月十日、卯の刻、十間先も見えぬほどの霧がようやく晴れた頃でした。
収録しているお話
源義家(みなもとのよしいえ)と奥羽(おうう)の乱(らん)
1 禍(わざわい)の門(かど)
2 黄海(きのみ)の戦(たたか)い
3 衣(ころも)のたて
4 祟(たた)る白魔(はくま)
5 飛雁(ひがん)の乱(みだ)れ
源義経(みなもとのよしつね)と源平合戦(げんぺいがっせん)
1 麒麟児(きりんじ)
2 粟津(あわづ)の戦(たたか)い
3 一の谷(たに)の戦(たたか)い
4 義経昇殿(よしつねしょうでん)
5 屋島(やしま)の戦(たたか)い
6 壇ノ浦(だんのうら)の戦(たたか)い
7 夢(ゆめ)の跡(あと)
楠木正成(くすのきまさしげ)と千早(ちはや)・湊川(みなとがわ)の戦(たたか)い
1 南柯(なんか)の夢
2 赤坂(あかさか)の戦(たたか)い
3 天王寺合戦(てんのうじかっせん)
4 千早(ちはや)の守(まもり)
5 兵庫出陣(ひょうごしゅつじん)と桜井(さくらい)の駅(えき)
6 湊川(みなとがわ)の戦(たたか)い
菊池武光(きくち たけみつ)と越後川(ちくごがわ)の戦(たたか)い
1 東楠西菊(とうなんせいきく)
2 武時(たけとき)の忠死(ちゅうし)
3 武重(たけしげ)・武敏(たけとし)の忠戦(ちゅうせん)
4 筑後川(ちくごがわ)の退陣(たいじん)
5 大保原(おほばる)の戦(たたか)い
謙信(けんしん)・信玄(しんげん)と川中島合戦(かわなかじまかっせん)
1 龍虎(りゅうこ)の争(あらそ)い
2 布陣(ふじん)の妙(みょう)
3 機動(きどう)の功(こう)
4 乱龍(らんりゅう)の旗(はた)
5 破軍(はぐん)の星(ほし)
豊臣秀吉(とよとみひでよし)と山崎合戦(やまざきかっせん)
1 悲運(ひうん)の光秀(みつひで)
2 本能寺(ほんのうじ)の変(へん)
3 秀吉(ひでよし)の美技(びぎ)
4 三日天下(みっかてんか)と天王山(てんおうざん)
5 山崎合戦(やまざきかっせん)と洞ヶ峠(ほらがとうげ)
真田幸村(さなだゆきむら)と大阪冬夏(おおさかとうか)の陣(じん)
1 真夏(まなつ)の夜(よ)の悪夢(あくむ)
2 犠牲(ぎせい)
3 幸村入城(ゆきむらにゅうじょう)
4 真田丸(さなだまる)の大丈夫(だいじょうぶ)
5 夏陣道明寺(なつのじん どうみょうじ)の戦(たたか)い
6 天王寺(てんおうじ)の死線(しせん)
7 亡(ほろ)びの光(ひかり)
菊池寛(きくち かん)
小説家、劇作家。香川県高松市に生まれる。第一高等学校文科の同級には芥川龍之介、久米正雄、山本有三らがいた。京都帝国大学英文科に在学中の大正3年、前記友人たちの同人誌『新思潮』に参加して、イギリス、アイルランドの戯曲に学んだ一幕物『屋上の狂人』『海の勇者』(ともに1916)、『父帰る』(1917)を発表した。卒業後は、時事新報社に入社し小説を発表、『無名作家の日記』『忠直卿行状記』(ともに1918)によって新進作家としての地位を確立、ついで『恩讐の彼方に』『藤十郎の恋』(ともに1919)など、現実主義の立場からの明快なテーマ小説を発表して世評を得た。
主な代表作としては、ドラマ・映画等の原作として知られる大衆小説『真珠夫人』、戯曲『義民甚兵衛』(1923)、『時の氏神』(1924)、通俗小説に『火華』(1922)、『第二の接吻』(1925)などがある。
大正12年には雑誌『文芸春秋』を創刊、出版社の経営に成功するほか、文芸家協会の設立、芥川賞・直木賞・菊池寛賞の設定、大映社長として映画事業への参画など多方面に活躍、「文壇の大御所」とよばれた。
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