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マーク・トウェイン ハックルベリー・フィンの冒険

[オーディオブック] ハックルベリー・フィンの冒険

マーク・トウェイン
パンローリング
マンスリープラン対象商品 ダウンロード販売 MP3 1,032分 43ファイル 2022年3月発売
本体 2,500円  税込 2,750円

  

マンスリープラン対象商品

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内容紹介

この作品が発表された1885年、奴隷制度は廃止されています。
しかし、20年ほど前には奴隷制を認めないアメリカ北部の自由州と、奴隷制を取り入れ経済を発展させようとするアメリカ南部の奴隷州との間で対立が起きていました。
この作品はそれよりも更に前の時代背景を描いております。
それは、合法的に黒人を奴隷として扱う、そのような時代のお話です。

黒人奴隷が逃げだせばそれは犯罪として扱われ、それを密告しなければ奴隷廃止論者と言われ、軽蔑のまなざしを受ける程でした。
そのなかで、ハックル・ベリーもまた黒人ジムを逃がすための手助けをしていることに、少なからず葛藤を抱きます。
時にはジムの黒人奴隷特有の極端な考え方に嫌気がさし、ジムを密告してしまおうかと揺らぐこともあります。
何を善とし、何を悪としてとらえるか、そのような思想の違いを作品を通して考えることができます。
そして、他者との関わり方など現代社会で私達が抱えている問題のヒントなどをこの作品から学ぶことができるかもしれません。


あらすじ------------------

以前、トム・ソーヤとハックル・ベリーは、洞窟で泥棒達が隠した大金を発見し、それを二人で分け合いました。
やがてハックル・ベリーは町に住む未亡人ダグラスの養子になりました。
しかし、家では勉強に禁煙、ダグラスの妹のワトソン嬢からは厳しいしつけと窮屈な生活にうんざりしていました。

3、4か月がたち窮屈な生活にも少し慣れてきたころのある日、一年前に行方をくらませていた父親が戻ってきたのです。
自分より豊かな暮らしをしていることに腹を立てた父親は、ハックル・ベリーを森の古小屋に連れていき、彼のお金をせびり、飲んだくれる日々を送っていました。

もちろんそんな生活に嫌気をさしていたハックル・ベリーは隙を見て逃げ出します。
カヌーを使い、川を下ってジャクソン島にたどり着くと、そこにはワトソン嬢に仕えていた黒人のジムがいたのです。
実はワトソン嬢はこのジムを売り払おうとしていました。
ジムはそれに気づいたため、彼もまた逃げ出してきたというのです。

二人は、しばらく島で気ままな生活をしていました。
その生活にだんだんと退屈になっていたハックル・ベリーは、ある日、川を渡った向こうの町へ行くことにしました。
しかしそこで、彼はとんでもないことを聞いてしまいます。

ハックル・ベリーは殺されている、殺したのは黒人のジムだ、そしてジムには懸賞金の三百ドルがかけられている。

すぐにジムのもとへ追手が迫っていることがわかると、ハックル・ベリーは急いでジムのもとへ行き、この事を伝えます。
そして、ここから彼らの逃亡劇が始まるのです。

マーク・トウェインの超有名作「トム・ソーヤーの冒険」の続編であり、前作と違い、人種差別や奴隷制度といった暗い社会問題に切り込んでいく作品です。

彼らを取り巻く登場人物の利己的で残酷な言葉や、黒人ジムの寛大で賢明な考え方が対照的に描かれており、読み手が様々な事を考えさせられることでしょう。


※ 本作品は発表時の時代背景により、今日の社会では一般的でなく、 不適切と思われる表現が含まれている箇所がございます。
しかし作品の オリジナル性を尊重し、当時のまま忠実に再現することを優先いたしました。

収録作品

1 ねこの鳴(な)きまね
2 ハック、盗賊団(とうぞくだん)にくわわる
3 ハック、魔法(まほう)を実験(じっけん)する
4 毛(け)の玉(たま)のうらない
5 ハックのおやじ、あらわれる
6 森の古小屋(ふるごや)
7 計略(けいりゃく)
8 黒人のジムにあう
9 島の生活、はじまる
10 ジム、がらがらへびにかまれる
11 ハック、女の子になる
12 逃亡(とうぼう)―難破船(なんぱせん)
13 わるものたちのいのち
14 フランス人はフランス語
15 まことのこころ
16 どっちが正義(せいぎ)か
17 グレンジャーフォード家(け)の人びと
18 活劇(かつげき)
19 公爵(こうしゃく)と王様
20 いんちきしごと
21 よっぱらい、銃殺(じゅうさつ)さる
22 サーカス見物(けんぶつ)
23 いっぱいくわせる
24 王様、ばける
25 死人(しにん)のまえで
26 ハック、義侠心(ぎきょうしん)をおこす
27 金(かね)ぶくろのゆくえは?
28 ジェーンのおどろき
29 ぬかよろこび
30 くたびれもうけ
31 ジム、いなくなる
32 窮(きゅう)すれば通(つう)ず
33 トム=ソーヤーに再会(さいかい)する
34 名探偵(めいたんてい)トム
35 きけんと困難(こんなん)はざらにはない
36 正式(せいしき)なやりかた
37 なわばしご入りのパイ
38 囚人(しゅうじん)の義務(ぎむ)
39 準備完了(じゅんびかんりょぅ)
40 脱出(だっしゅつ)
41 ハック、ひとりでなやむ
42 トムの告白(こくはく)
43 おわりの章(しょう)

マーク・トウェイン

マーク・トウェインは、アメリカ合衆国ミズーリ州出身の作家、小説家で、『トム・ソーヤーの冒険』の著者として知られ、数多くの小説やエッセーを発表し、世界中で講演活動を行っていました。
ペンネームである「マーク・トウェイン」は、川を蒸気船が航行する際の測深手の水先人への合図“by the mark, twain”から採ったと言われています。
作家のアーネスト・ヘミングウェイは『アフリカの緑の丘』において、「あらゆる現代アメリカ文学は、マーク・トウェインの『ハックルベリー・フィン』と呼ばれる一冊に由来する」と高く評価しました。
ハレー彗星の観測された1835年11月30日に生まれたトウェインは後年、『私はハレー彗星が空に掛かる頃この世に生まれた。
だから私は、ハレー彗星と共に旅立つのだ』と周囲の人間に語っていましたが、その言葉の通り、1910年、次にハレー彗星が現れた日に亡くなりました。

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