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佐々木喜善 聴耳草紙(全183話収録)

[オーディオブック] 聴耳草紙(全183話収録)

佐々木喜善
パンローリング
マンスリープラン対象商品 ダウンロード販売 MP3 1,187分 303ファイル 2019年7月発売
本体 2,000円  税込 2,200円

  

マンスリープラン対象商品

内容紹介

岩手県遠野地方に伝わる不思議な話
河童に出くわした話「上下の河童」ほか 全183話収録

柳田國男が明治43年に発刊した『遠野物語』の話者である佐々木喜善は、昔話の採集によって日本の民俗学に大きな業績を残しました。折口信夫や金田一京助は、その先駆的な偉業から喜善を「日本のグリム」と讃えたといいます。

『聴耳草紙』は喜善が長い年月をかけて掘り起こした遠野地方の昔話・伝説を183編にまとめたものです。昔話はもちろん、河童に出くわした体験談をはじめ、神様や妖怪が人々の暮しに深く結び付いた不思議な話は実話として今なお遠野で語り継がれています。

一番「聴耳草紙」
あるところに貧しい老爺がいた。年の暮れになって、町へ支度の買い物に向かおうとした時、道端の草むらに死んだ馬に野犬がたかっていたのだが、それを藪の陰から、足をケガした痩せ狐が羨ましそうに見ているのに気付く。狐を不憫に思った老爺は、犬を追い払って、馬の肉を狐に分けてやり、「いつまでもこんなところにいてはいけないと」言い聞かせて、町へ向かった。
その帰り際には同じ場所で今朝の痩せ狐が老爺を待っていた。痩せ狐が「ちょっとこっちに来て下さい」と袖を引っ張るので、老爺は仕方なく付いて行くのだが……

一七番「打出の小槌」
あるところに婆様と倅とがいた。倅が隣村から嫁を貰ったが、この嫁は意地悪で婆様に辛く当たり、終いには婆様を山へ捨てて来いと言い出す始末。倅はとうとう断り切れず、山へ婆様を連れだし、萱でこしらえたトッツペ小屋に婆様を置き去りにして、トッツペ小屋に火を放って逃げ帰ってしまった。
倅が帰った後、婆様は死にたくないので小屋からはい出した。しかし、家に帰ることも出来ないので、焼け残りに火に当たって暖を取っていると、その様子を不思議に思った小鬼たちが五六匹出てきた。ぎょっとした婆様だったが、負けじと小鬼たちを脅かしてやると、小鬼たちは「これをやるから許せ」と言って、打出の小槌という宝を差し出すのだが……

収録内容

聴耳草紙
観音の申子
田螺長者
蕪焼笹四郎
尾張中納言
一目千両
炭焼長者
山神の相談

黄金の臼
尽きぬ銭緡
天人子
兄弟淵
上下の河童
淵の主と山伏
黄金の牛
瓢箪の話(七話)
打出の小槌
蜂聟
蜂のおかげ

親譲りの皮袋
黄金の鉈
黄金の壺
樵夫の殿様
窟の女
三人の大力男
夢見息子
鬼婆と小僧

姉のはからい
鬼の豆
山男と牛方
臼堀りと舟堀り
箕の輪曲げ
カンジキツクリ
大工と鬼六
癩病
油採り
よい夢
嬰児子太郎

馬喰八十八
鳩提灯
悪い寡婦
夜稼ぐ聟
偽八卦
御篦大明神
南部の生捲と秋田のブンバイ
島の坊

旗屋の鵺
トンゾウ
呼び声
糸績み女
荒滝の話
扇の歌
蛇の嫁子(二話)

蛇の聟(四話)
蛇息子
母の眼玉
搗かずの臼
お仙ヶ淵
蛇ノ島弁天
お菊の水
雪姫
蛇女退治
蛇の剣(三話)
野槌
蛇と茅と蕨

上の爺と下の爺
瘤取り爺々(二話)
鼠の相撲
豆子噺(三話)

地蔵譚(五話)
猿と爺地蔵(二話)
猿になった長者
猿の聟
猿の餅搗き(二話)
ココウ次郎
蛙と馬喰
蛙と田螺
田螺と野老

田螺と狐
獺と狐(三話)
若水
狐の報恩
狐と獅子
盲坊と狐

狐の話(二○話)
兎の仇討

兎と熊
貉の話(二話)
狸の話(二話)
爺と婆の振舞
狼と泣児
狼石
古屋の漏(三話)

虎猫と和尚
猫の嫁子
怪猫の話(九話)
鮭の翁
鮭の大助
鮭魚のとおてむ
鱈男
鰻男
鰻の旅僧(二話)
魚の女房

瓜子姫子(七話)
糞が綾錦
女房の首
赤子の手
オイセとチョウセイ
墓娘

生返った男
お月お星譚
雌鶏になった女
稚子娘
鳥の譚(一四話)

オシラ神
髪長海女
母也明神
オベン女
泥棒神
天狗
端午と七夕
二度咲く野菊
厩尻の人柱
駒形神の由来
ワセトチの話(四話)
土喰婆
赤子石
変り米の話
酸漿
あさみずの里
隠れ里

神様と二人の爺々
神と小便
老人棄場
人間と蛇と狐
竜神の伝授
貉堂
座頭ノ坊になった男
座頭ノ坊が貉の宿かり
座頭の夜語
坊様と摺臼
雷神の手伝
物知らず親子と盗人
五徳と犬の脚(二話)
大岡裁判譚(三話)
雁々弥三郎
新八と五平
生命の洗濯
鰐鮫と医者坊主
蒟蒻と豆腐
傘の絵
富士山の歌
目腐 白雲 虱たかり
姉妹の病気

鼻と寄せ太鼓
雁の田楽
胡桃餅と幽霊
カバネヤミ
テンポ
上方言葉
長頭廻し
長い名前(二話)
桶屋の泣輪
いたずら
話買い(二話)
額の柿の木
柿男
柳の美男
履物の化物
和尚と小僧譚(七話)

馬鹿聟噺(二一話)

馬鹿嫁噺(二話)
馬鹿息子噺(二話)
尻かき歌
嫁に行きたい話(二話)
啞がよくなった話
屁ッぴり爺々
爺婆と黄粉(二話)
屁ッぴり番人
屁ッぴり嫁(二話)
眠たい話(五話)
きりなし話(五話)

佐々木喜善(ささき・きぜん)

岩手県土淵村(遠野市)生れ。井上円了の哲学館、次いで早大文学部に学び、泉鏡花を慕って鏡石と号し、短編小説、詩歌などを発表。柳田国男の指導で民間伝承を調査研究し、「遠野物語」の話者となった。のち帰郷し、民間伝承の採集につとめた。「日本のグリム」の呼び名は、彼の病没の報を聞いた言語学者の金田一京助によるもの。

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