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作者未詳 平家物語 巻第五

[オーディオブック] 平家物語 巻第五

作者未詳
パンローリング
マンスリープラン対象商品 ダウンロード販売 MP3 114分 14ファイル 2018年12月発売
本体 400円  税込 440円

  

マンスリープラン対象商品

サンプル再生ダイジェストを聴いていただけます。

『平家物語』覚一本を原文ですべて朗読し、オーディオ化しました。

内容紹介

南北朝時代の琵琶法師・覚一(かくいち)が1371年に完成させたといわれる覚一本を、割愛することなく原文のまますべて収録しています。

治承四年六月三日、福原へ行幸あるべしとて、京中ひしめきあへり。此日ごろ都うつりあるべしときこえしかども、忽ちに今明の程とは思はざりつるに、こはいかにとて、上下さわぎあへり。(巻第五・都遷)

巻第五 収録内容

巻第五は、治承四年(1180年)六月から治承五年(1181年)に至るまでを描く。福原の都は半年で終わり、いよいよ源頼朝が挙兵する。

平清盛は突然、福原に都を遷す。世の人々が混乱するなか、源頼朝は文覚のすすめで平氏に反旗をひるがえす。平氏は追討軍を出すが、東国武士に恐れをなして、富士川で戦わずして敗走する。
福原遷都に対する非難が高まり、清盛はわずか半年で都を京都に戻すことになる。平氏は、近江源氏の討伐に続いて、奈良へ軍勢を向け、以仁王に荷担した南都の僧たちを討ち、奈良の寺々を焼き払うのだった。

01 都遷(みやこうつり)
平清盛(きよもり)は突然、福原への遷都を断行し、再び後白河法皇を監禁した。桓武(かんむ)天皇以来、すぐれた地として定められた京の都は荒廃していき、世の人々の動揺は甚だしい。

02 月見(つきみ)
秋になり、人々は各所で月見をする。徳大寺の実定卿(しっていのきょう)は近衛河原の大宮の御所を訪れて、月を眺め、今様を歌い、旧都をしのんだ。

03 物怪之沙汰(もっけのさた)
福原の都では不吉な怪異現象がさまざまに起きた。清盛の眼前に巨大な顔やしゃれこうべが現れるが、清盛は動じず睨み返すと消え失せた。源雅頼(まさより)の家来の夢では、政権が頼朝(よりとも)に移るという神々の暗示がなされたという。

04 早馬(はやうま)
相模国の大庭景親(おおばかげちか)から早馬で源頼朝挙兵の知らせが福原へ伝えられた。頼朝は伊豆の役人を討ったが、石橋山で大庭の軍勢に打ち負かされた。人々がさまざまに反応するなか、清盛の頼朝への怒りはすさまじかった。

05 朝敵揃(ちょうてきぞろえ)
この国の朝敵を昔からみてみると、成功した例はひとつもなかった。醍醐(だいご)天皇のときには、鷺までも勅命に服すほどの皇威があったという。

06 咸陽宮(かんようきゅう)
外国の例をみてみると、燕(えん)の太子丹(たいしたん)は計略をめぐらし、秦の始皇帝の命を狙うが失敗し、滅ぼされた。頼朝も同じ目にあうだろうと言う者もいた。

07 文覚荒行(もんがくのあらぎょう)
頼朝の謀反は文覚(もんがく)のすすめであった。文覚は遠藤武者盛遠(もりとお)といったが、出家後、熊野の那智で荒行を行い、不動明王の加護を得て効験あらたかな修験者となった。

08 勧進帳(かんじんちょう)
文覚は荒れ果てた高尾の神護寺の再興のため、勧進帳を掲げて寄付を求め歩いた。ある時、後白河法皇の御所へ乱入した文覚は大声で勧進帳を読み上げた。

09 文覚被流(もんがくながされ)
文覚は牢に入れられたが、ほどなく大赦で許される。しかし、その後も勧進する際に不吉な発言をするので、伊豆に配流となる。配流先へ向かう舟の中で暴風雨に遭うが、文覚は竜王を呼び出して叱りつけ、嵐をおさめた。

10 福原院宣(ふくはらいんぜん)
文覚は伊豆の流人である頼朝に平氏への謀反をすすめる。文覚に父義朝(よしとも)の髑髏(どくろ)を見せられた頼朝が謀反を決意すると、文覚は都へ行き、後白河法皇から平氏追討の院宣を賜り、頼朝に持参した。

11 富士川(ふじがわ)
頼朝討伐のため平維盛(これもり)・忠度(ただのり)を中心に平氏軍が東国に出発した。忠度はなじみの女房と別れを惜しむ歌を交わす。高倉院は天下安泰を祈り、厳島神社に参詣する。二十万の大軍となった源氏を恐れる平氏は、斎藤実盛(さねもり)から東国武者の勇猛ぶりを聞いてさらにおびえ、富士川に到着したものの、いっせいに飛び立つ水鳥の羽音を敵の襲来と思い込み、戦わずして逃亡した。源氏軍は勝鬨を高らかにあげた。

12 五節之沙汰(ごせつのさた)
逃走した平氏を嘲笑する落書が数多く書かれた。清盛は激怒するが、維盛は処罰されず昇進し、人々は不審に思う。福原に新しい内裏が完成したが、しかるべき儀式は行われず、形だけの新嘗会(しんじょうえ)と五節(ごせつ)だけが行われた。

13 都帰(みやこがえり)
福原の都を人々は嘆き、寺社からの訴えも起きたため、清盛は旧都に都帰りすることを決意した。病気がちの高倉院は急いで福原を出ていき、公卿・殿上人、平氏一門も、われ先にと京都へ帰っていった。福原遷都は南都北嶺の僧たちの政治介入を避けるためだったという。十二月、平知盛(とももり)・忠度(ただのり)の軍が出発し、近江源氏を攻め落とす。

14 奈良炎上(ならえんしょう)
高倉宮(以仁王)の謀反以来、平氏への反抗を続ける奈良の僧徒に激怒した清盛は、平重衡(しげひら)を大将軍として南都を攻め込む。夜いくさで放たれた火は猛火となり、寺々や大仏を焼き尽くし、おびただしい数の焼死者を出した。人々は天下が衰微する兆候だと嘆いた。

作者・成立

作者未詳。『徒然草』に、平家物語の作者は信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)という記述があるが、確証はなく異説も多い。
成立は十三世紀初めごろ。琵琶法師の平曲によって全国に広まったため、巻数や内容の差異があるさまざまな異本が伝わる。当初は三巻本であったが、十二巻本に増補され、さらに灌頂巻(かんじょうのまき)が加わった覚一本が現在ではよく知られている。覚一本は、琵琶の名手・覚一(かくいち)が1371年に完成させたものといわれる。

朗読:岡崎 弥保(おかざき・みほ)

俳優・語り手。
東京女子大学卒業、同大学院修了(日本古典文学専攻)。言葉の力に魅せられ、編集者を経て、俳優・語り手に。演劇・語りの舞台に数多く出演。2010年朗読コンクール優勝(NPO日本朗読文化協会主催)。俳句「藍生」(黒田杏子主宰)会員。『源氏物語』全五十四帖(与謝野晶子訳)の朗読CDをはじめ、「おくのほそ道」「にほんむかしばなし」「小泉八雲怪談集」「ひろしまのピカ」「夏の花」等、収録多数。

●公式サイト「言の葉」http://ohimikazako.wix.com/kotonoha/

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