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内容紹介

おやこで楽しむ、むかしばなし！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。
内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

むかしむかし、あるところに、二（に）けんの いえがありました。
東（ひがし）のいえは とてもりっぱでお金（かね）もちでしたが、
西（にし）のいえは とてもびんぼうでした。

びんぼうないえには、やさしいおっかさんと、とてもなまけものの むすこが
すんでいました。


なまけもののむすこは、まい日（にち）ごはんをたくさんたべたあと、
はたらきもせず、グウグウとねてばかりいました。

そこで、まわりの人（ひと）からは「三年（さんねん）ねたろう」とよばれていました。

あるときおっかさんは、ねたろうにいいました。
「おまえもねてばかりいないで、すこしは はたらいておくれよ」


すると ねたろうは、
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。わしにはかんがえがあるのじゃ」
といってまた ごろりとよこになると、いびきをかいて ねてしまいました。


おっかさんがたのんでもたのんでも、あいかわらず ねたろうは はたらきません。
ですのでこのいえは いつまでたっても びんぼうなのでした。

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