オカルト・エンカウンターズオカルトを推理する Vol.27 都市伝説 4

[Audio Book] オカルト・エンカウンターズオカルトを推理する Vol.27 都市伝説 4

インディ, バッピー, ゴールデン街ホラーズ
パンローリング

Downloadable MP3

123分 2ファイル, released in Nov. 2025
1,100 yen (including tax 100 yen)

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内容紹介

『オカルト・エンカウンターズ』
～オカルトを推理する～

オカルトと聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか？
UFO？UMA？都市伝説？
これらのオカルトがいつ始まって、現在どのように進化を遂げたのかご存知だろうか？
70〜80年代のオカルトにどっぷりハマり少年時代に多大な影響を受けたゴールデン街ホラーズのインディとバッピーによる、オカルトの始まりから現代での認識について考察する『オカルト・エンカウンターズオカルトを推理する！』

【都市伝説 4】

古来より象は死を悟る動物と伝えられてきた。
群れから離れ、誰にも見られぬ場所で最期を迎えるという “象の墓場” の伝説。だがその場所を見た者は誰もいない──。
物語を介して我々の死生観に影を落としたこの伝承の正体は、自然への畏怖か、人間が紡ぐ “死の寓話” なのか？

1910年、夜空を横切った “ハレー彗星” は、世界の破滅を告げる凶兆として恐れられた。
彗星の尾に毒ガスが含まれるという噂が流布し、人々は防毒マスクを買い求めパニックに陥った。
科学が進んだ現代においても、天上の兆しは社会の不安を増幅させるという──。
76年ごとに地球へ訪れるこの彗星は、なぜ集団心理を大きく揺さぶるのか？

1990年代の日本で広まった “チマチョゴリ切り裂き事件”。
在日コリアンの女子生徒を狙った一連の騒動は、報道・風評・差別の問題が絡まり合い、真実と虚構の境界を曖昧にさせていた。
反差別を掲げるメディアと社会へ投げかけられた問題意識が、ひとつの “物語” を肥大化させるに至った、その構造と原因に迫る──。

戦後社会を揺るがせ、時の国会でも取り上げられた “暁に祈る” 事件。
第二次世界大戦後、ソ連の捕虜となりシベリアへ抑留された日本軍兵士たちを巡る、収容所内の暴行・虐待致死事件である。
思想の対立と旧日本軍に繋がる組織的リンチ。抑留という極限状況が生む暴力の連鎖。証言と記録の矛盾が示す戦後史の深い闇。
忘れ去られた忌まわしき事件を、歴史の影から掘り起こす──。

1970年代のオカルトブームを彩った “ピラミッドパワー” と “ヒランヤ”。そこに置かれたカミソリは錆びることなく、果実は瑞々しい姿を保ち続ける──。
ブームの最中に雑誌の通販コーナーを飾り、子供たちのハートを魅了した “神聖なるシンボル”。
謎めいたアイテムにまつわる様々なエピソードを語り伝える！

死の聖域、宇宙からの凶兆、差別を巡る物語、戦後史の闇、聖なる形が放つ力。異なる時代と場所で生まれた “伝説” は、刻の流れの中に現れては消えていく。

人はなぜ都市伝説を信じ語り継いでしまうのか？
オカルト・エンカウンターズの二人が資料と証言を紐解き、闇に埋もれた事件の真相を推理する──。

□“都市伝説”編4の概要
＊誰も知らない聖域
「象の墓場」

＊破滅をもたらす凶星
「ハレー彗星」

＊それは本当に起こったのか？
「チマチョゴリ切り裂き事件」

＊極寒の地で日本兵は祈る
「暁に祈る事件」

＊通販ページを彩った謎グッズ
「ピラミッドパワー」

プロフィール

◆ゴールデン街ホラーズインディ
90年代から新宿歌舞伎町にて活動。2000年初頭より海外放浪等を経て、2006年から新宿ゴールデン街五番街のカンガルーコートにてバーテンダーとして働き始める。2014年より、怪談ユニットであるゴールデン街ホラーズを結成。怪談イベントの自主企画、怪談本を自費出版する。現在も新宿で自主企画を行い、また日本全国を回りながら、世界中で自ら取材した怖い話を語っている。

◆ゴールデン街ホラーズバッピー
幼少期にジャガーバックスのオカルト本にハマったのをきっかけに、怪奇マンガ、伝奇小説、TVのオカルト番組にどっぷり漬かりながら成長。成年向け雑誌やオタク本などの編集者をしつつ、新宿ゴールデン街のバーテンダーとしても働き始めインディと出会う。ゴールデン街ホラーズでは、冊子編集やイベントPAなど裏方を担当。現在は大病を経てリハビリ中。