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[Audio Book] こども講談 十四

旭堂南湖
パンローリング
マンスリープラン対象商品 Downloadable MP3 106分 6ファイル, released in Sep. 2025
990 yen (including tax 90 yen)
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お子様向け短めの講談を楽しんでください♪

近頃、注目を浴びているのが日本の伝統話芸「講談」。

子供にもわかりやすい講談の入門編。

不朽の名作「続・寛政力士伝」。

古くから伝わる日本の文化、相撲。
「相撲の歴史」 を振り返ってみると、実に面白い。
谷風には七善根といって、七つのよい行いがある。これもその一つ。
人情味あふれる「三河屋幸吉」。
江戸力士に喧嘩を売る、化け物、大岩現る!
谷風、小野川、雷電が小田原で受けて立つ。血湧き肉躍る。これぞ相撲講談!「小田原遺恨相撲」。

特典として、講談台本PDFがダウンロードできます。
講談を覚えて、声に出して読んでみよう。
これさえあれば、わたしも講談師になれる!!
それでは、はじまり〜、はじまり〜。(パンパンッ)

内容紹介

講談名作集 続・寛政力士伝

「相撲の歴史」(8分)
そもそも相撲の始まりは、垂仁天皇の即位七年、七月七日に、大和の国の当麻蹴速と出雲の国の、野見宿禰が、天皇の御前において、相撲を取り、野見宿禰が当麻蹴速を踏み殺して、勝利した。それ故に、野見宿禰を相撲の始祖として、祀ってございます。
それ以来、朝廷の儀式の中に加えられ、七月七日を相撲(すまい)の節会(せちえ)、相撲と書いて、すまいと読むのですが、相撲の節会と定められ、後には、神社のお祭りの時にも、相撲が行われる様になりました。

「三河屋幸吉(上)」(20分)
親不孝な米屋の三河屋幸吉は、横綱・谷風梶之助に喧嘩を売り、五斗俵三俵を担いでみろという。
「横綱。米俵三俵、ひっ担いでくれ」
「やめましょうかい。谷風梶之助が米俵三俵かついだからと言って、自慢にもなりやぁしなかろうし」
「おい、関取。じゃあ、お前さん、持つことが出来ねえのか。口で大きなことを言って、三俵の米が持てねえんだろう。日の下開山谷風梶之助が、聞いて呆れらぁ。担ぐことが出来ねえのか。持てないから逃げるんだろう。卑怯だ卑怯だ。逃げるな逃げるな。力士は、力の侍というぐらいだ。逃げるのは卑怯だぞ」
実は俵は地面に打ち付けられていて、ちょっとやそっとでは担げない。さあ、どうなる。

「三河屋幸吉(下)」(15分)
谷風、腹の中で、この野郎は町内で評判の生意気で、親不孝で、何でも人を困らすようなことばかりしやがる、たちの悪い奴。よし、今後のため、見せしめをしてやろうと思ったから、
「それじゃあ。首尾よく、俵三俵ひっ担いだら、お前さんの首をもらいましょう」
「えー。首。俺の首か。その代わり谷風、お前が持てなかったら、どうする」
「お前の目の前で、まげを切って坊主になり、相撲をやめて、故郷へ帰って百姓でもしましょうかい」
「うん。成程、こいつは面白くなってきた」
谷風は俵を地面から引き抜いて、見事に担ぎ上げる。約束通り幸吉の首を取ろうとするが、母が涙ながらに、倅の命を助けてくれという。
これから、親に不幸をすれば首を抜くという証文を書かせ、日々見張りを続ける。さあ、どうなる。

「小田原遺恨相撲(上)」(13分)
江戸の相撲興行を終え、谷風が関取たちを招いて盛大な宴を開く。そこへ小田原から、相撲好きな親方・三島屋文蔵がやってくる。
文蔵は、地元小田原での相撲興行を開催したいと思っていたが、実は理由があって、興行ができないのだった。
その理由は、素人力士・大岩という男。化け物のように体が大きく、力が強い。通称、化け岩という乱暴者。江戸の力士も負けてしまい、場銭まで奪われる始末。
話を聞いた谷風たちは、江戸相撲の名誉をかけて、この「化け岩」を倒すべく、小田原での興行を決意する。さあ、どうなる。

「小田原遺恨相撲(中)」(23分)
谷風、小野川ら江戸力士一同は、小田原での相撲興行開催を承諾。三島屋文蔵も正式に勧進元となる。小田原藩主、大久保のご家中も協力を約束し、地元の後援で興行準備が始める。
江戸の幕内・十両関取が勢揃いし、町は大いに賑やかになる。江戸前の稽古が始まると、小田原はもとより伊豆・相模からも見物人が押し寄せ、稽古場は連日人だかり。
町全体が祭りのような活気に包ままれる。そんな中、化け物・大岩も兄の金兵衛や弟分たちを引き連れて乗り込んでくる。さあ、どうなる。

「小田原遺恨相撲(下)」(27分)
大岩一行が、ノッソリと三島屋の表へ参りました。
来てみると、どうも賑やかなこと。
「三島屋へ」とした贈り物が山の様に、そこらここらに並べてある。
三島屋は、
「とりあえず江戸の関取の体へ触るだけでも、大岩どんの幸せと言うもの。ミッシリと江戸相撲の強さを味わってくれたらよかろう」
というと、ピューッと奥へ入ってしまった。
大岩は何か言おうと思ったんだが、文蔵が一人で喋って、奥へ入ってしまったから仕方が無い。大岩、怒ったの怒らないの。只でさえ赤い顔を、一層赤くし焦げ茶のような色をして、ウーンと体を震わして怒りやがった。
「何を抜かしやがるんだい。今度も江戸力士を片っ端から投げ飛ばし、蹴飛ばして土俵に叩き付けてやるから。横綱も大関もあるかい。文蔵め、大きなことを抜かしやがって、覚えていやがれ。俺の腕を見せてやるんだから」
さあ、どうなる。

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ご購入のお客様への特典として、

収録演目台本

を印刷可能なPDFでプレゼント!

※商品版の音声と一緒にダウンロードいただけます。

旭堂 南湖(きょくどう なんこ) プロフィール

講談師。
1973年生まれ。
滋賀県出身。
大阪芸術大学大学院修士課程卒業。

1999年、三代目旭堂南陵(無形文化財保持者・2005年死去)に入門。
2003年、大阪舞台芸術新人賞受賞。
2010年、文化庁芸術祭新人賞受賞。
2015年、『映画 講談・難波戦記-真田幸村 紅蓮の猛将-』全国ロードショー。主演作品。
2019年、CD「上方講談シリーズ4 旭堂南湖」発売。「血染の太鼓 広島商業と作新学院」「太閤記より 明智光秀の奮戦」収録。

ZOOMを使った「オンライン講談教室」も好評。
講談や怪談の語り方をマン・ツー・マンで懇切丁寧に指導し、普及に努めている。

講談師・旭堂南湖公式サイト https://nanko.amebaownd.com/
Twitter http://twitter.com/nanko_kyokudou

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