サンプル再生ダイジェストでお楽しみいただけます。
内容紹介
「昔話の国」と言われている紫波郡(しわぐん)は、岩手県が管轄する郡の一つで、盛岡市の南部に位置し、県内第一の米産地に数えられています。 日本民俗学の父と呼ばれている柳田国男は、兵庫県に生まれました。 12歳の時に故郷の兵庫を離れ、茨城県内で医院を開いていた兄・鼎と過ごしました。 その体験が、のちに民俗学を志すきっかけとなりました。その後、上京した際に出会った森鴎外と交流が始まり、のちのちまで多大なる影響を受けました。 東京帝国大学に在籍中には、森鴎外の主宰する雑誌「しからみ草紙」に短歌を多く発表し、そのほか「文学界」「国民之友」「帝国文学」にも短歌や新体詩を発表しました。 大学卒業後に農商務省に入り、東北地方を視察。その時に岩手県出身の佐々木喜善と出会い、彼の話の面白さに着目しました。「同じ一つの有名な話があちこちにあり、内容がどれも同じで題名さえ言えばもう聞く必要のないものが多い。 そういうありふれたものをあえて取り上げて、その話の底に澱んでいるものを掬い出して見たい。 それをなんとか保存して、次の代に引き継いでおこうとしている」と柳田は語っています。 収録しているお話
瓜子姫こ 柳田国男(やなぎだ くにお)1875年、兵庫県生まれ。東京帝国大学卒業後、農商務省に勤務。貴族院書記官長を経て、朝日新聞社客員となる。1935年、「民間伝承の会(のち日本民俗学会)」を創始し、日本民俗学を確立する。1951年、文化勲章受賞。1962年没。主な著書に『遠野物語』『海上の道』『妖怪談義』『桃太郎の誕生』『木綿以前の事』他多数。 小笠原謙吉(おがさわら けんきち)小笠原謙吉は、1879年に煙山村(現矢巾町)赤林の旧家に生まれました。1894年に入学した森岡高等小学校時代に、同人誌の発行などを通じて、一級下の石川啄木に文学的な影響を与えたと言われています。また、歌を詠んで文芸評論を行うなど、文学に造詣が深い人物でした。1899年には、現在の早稲田大学である東京専門学校に入学しました。その後煙山村に戻り、一時退職などがあったものの、1905年から1912年と、1915年から1918年のあいだ煙山村の書記を務めました。1914年頃、森岡の下宿屋にて民話情報提供者である佐々木喜善と出会い、親しく交流を続けました。小笠原は、1916年には「紫波郡誌」の編纂委員、1922年には岩手県史跡名勝天然記念物調査委員になりました。また、南部藩に関する主に江戸期の史料を収めた書籍「南部叢書」の編纂にもあたりました。1925年〜1930年の5年間は、岩手県紫波郡煙山村の村長を務めていました。 |
関連商品[オーディオブック] 遠野物語 [著]柳田国男 1,500円+税 [オーディオブック] アイヌ神謡集 [著]知里幸恵 1,500円+税 [オーディオブック] 心を育てる せかいむかしばなし 1 [著]でじじ 858円+税 [オーディオブック] いっしょに楽しむ にほんむかしばなし 一 [著]でじじ 858円+税 [オーディオブックCD] エルマーのぼうけん 【全巻セット】 [著]ルース・スタイルズ・ガネット 1,334円+税 [オーディオブック] ママと歌おう。英語で歌う日本の童謡 [著]マザー・ターキー 1,905円+税 [オーディオブック] パパと歌おう。英語で歌う日本の童謡 [著]マザー・ターキー 1,905円+税 |
|
柳田国男 パンローリング
1,650円 すぐ発送
柳田国男 パンローリング
1,320円 すぐ発送
知里幸恵 パンローリング
1,650円 すぐ発送