内容有名な「雨ニモ負ケズ」から、童話的な詩まで、無限に広がる宮沢賢治の独創的な詩の世界。詩集『春と修羅』他より26編を朗読。[テキスト付] 宮沢賢治/原作 佐藤慶/朗読 原作/宮沢賢治(ミヤザワ・ケンジ)(1896-1933)明治29年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921(大正10)年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。生前刊行されたのは、詩集『春と修羅』童話集『注文の多い料理店』(1924)のみ。 |