内容紹介
古今東西、世界中で起きている殺人事件には色々なパターンがある。 
今回は悪魔の仕業によると言われる殺害、悪魔祓いの結果、死に至った事件を集めて紹介する。 
恐るべき事件の全貌から彼らの肖像とその結末までを読み解き、今後我々が同様の事件に巻き込まれないように考察する。覚悟して聴くべし! 
2020年より恐ろしい話ばかりを200話以上配信しているトゥルークライム系ポッドキャスト "デスラジオ 聞いたらいつか死ぬラジオ"のITとCATがお送りする音声コンテンツ。 
福島悪魔祓い殺人事件(8分) 
1995年、江藤さちこという女性が福島県須賀川市で起こした一連の恐ろしい連続殺人。江藤の周りで死者となった被害者は6人にのぼり、別の7人は激しい暴行を受けた。自ら祈祷師を名乗る江藤さちこは除霊と称した悪魔祓いの儀式を行うことで信者たちを操っていた。憑依している霊を除霊するためだと、信者に激しい身体的虐待を加え、ついには死に至らしめた。 
 
アンネリーゼ・ミシェル(10分) 
1975年にカトリック教会の悪魔祓い儀式・エクソシズムを受けたドイツ人女性。翌1976年に死亡した。 
この事件で行われた悪魔祓いの儀式は、400年前の儀式書によるもので、そのいくつかは18世紀以来、滅多に見られないものであり、このようなカトリック教会の異例とも言える決定がマスコミの注目を浴びた。映画「エミリー・ローズ」はこの事件をモチーフとして取り入れている。精神医学の世界ではこの事件を精神障害の誤認、怠慢、虐待、そして宗教的ヒステリーの一例として挙げられている。 
 
悪魔のせいなら無罪事件(11分) 
アルン・シャイアン・ジョンソンは、アメリカで初めて、刑事裁判の弁護側として悪魔憑きを主張した人物だ。
1981年、アラン・ボノ殺害容疑で逮捕されたジョンソンは、「悪魔がそうさせた」と主張した。彼の裁判は当時のメディアにセンセーションとして取り上げられ、事件は一躍有名になった。驚くべきことに、2人の有名な超常現象調査官、エド・ウォーレンとロレイン・ウォーレンが彼を弁護し、ジョンソンは本当に悪魔に憑依されていたと裁判で主張した。ジョンソンは無罪か有罪か!? 
 
アミティビルの恐怖(6分) 
1974年11月13日、ロナルド・デフェオ・ジュニアは、ニューヨーク州ロングアイランド南岸のアミティビル郊外の住宅地にある大きなオランダ植民地時代の家、オーシャン・アベニュー112番地で、家族6人を射殺した。7週間に及ぶ裁判の後、デフェオは1975年11月に第二級殺人罪で有罪となり、懲役25年から終身刑を6回宣告された。 
1975年12月、ジョージとキャシー・ラッツ夫妻は3人の子供と犬のハリーを連れてこの家に引っ越した。28日後、ラッツ夫妻はそこで暮らしていた時に超常現象に恐怖を感じたと主張して家から逃げ出した。 
 
「総評・解説」 (62分) 
悪魔憑き、悪魔祓い。宗教世界の価値観による精神疾患患者に対し、信仰の力により患者の中にいる悪魔と称する何かを追いやる儀式であるが、悪魔を追いやるどころか患者或いは信者を死亡させてしまう事件がある。悪魔に取り憑かれた為に人を殺し、悪魔のせいなら無罪と裁判で呼びかけた事件、悪魔が取り憑いた家での生活を本にして大金持ちになり、その後信憑性で揉めに揉めた事件がある。悪魔を利用して殺人や金儲けをする人間こそが悪魔以上の悪の化身ではないのだろうか?
 
 
プロフィール
IT:世界中を放浪している旅人。旧友CATの誘いによりデスラジオに参加する。
  
CAT: 元ポールダンサー。趣味はトゥルークライム、デスメタル、ホラーとデスマッチ。
 
 
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