内容紹介
「危険国家」が抱える問題とその背景が見えてくる
「海外安全ホームページ」の地図で真っ赤に塗られた国では何が起こっているのか?
世界地図を眺めると、この世界は広く、未知のロマンに満ちているような気分になる。しかしその世界地図が、外務省が提供している『海外安全ホームページ』のものだったらどうだろう。
地図上で黄色に塗られた「要注意」の国や、真っ赤に塗られた「退避勧告」の国では、一体何が起こっているのか?
事実上の「立入禁止国家」の実情を探る。
1章 暴力と犯罪が蔓延する国
泥沼の麻薬戦争と政治の腐敗に揺れる メキシコ
殺人事件発生率世界一 エルサルバドル
少年犯罪集団が支配する ホンジュラス
内戦時代の銃器が大量に出回っている グアテマラ
大地震後に悪化した治安が改善されない ハイチ
子供が相手でも油断できない ニカラグア
2人の大統領が並び立つ ベネズエラ
市街地で爆弾テロが起こる コロンビア
凶器を使った犯罪が頻発する エクアドル
兵士が武器として性暴力をふるう コンゴ民主共和国
国全体に退避勧告が出ている 中央アフリカ
テロ組織が凶悪事件を起こし続ける アルジェリア
学生の集団誘拐が多発する ナイジェリア
2章 厳しい自然環境のもとにある国
冬はマイナス50度になる極寒の国 サハ共和国
気温50度、湿度80%の夏がおとずれる ジブチ
海面上昇により水没しつつある キリバス
人間と野生動物が生存競争を繰り広げる ウガンダ
世界でもっとも貧しい国といわれる シエラレオネ
エボラ出血熱の恐怖におびえる ギニア
ペストの流行に悩まされ続ける マダガスカル
マラリアの根絶が困難をきわめる ソロモン諸島
黒魔術が今も生きる パプアニューギニア
3章 一触即発の緊張の中にある国
政府軍・反政府勢力・イスラム過激派がもつれあう シリア
大国の思惑の狭間で内乱に揺れる アフガニスタン
市街地が戦場と化した ウクライナ
旧ソ連がいまだに続く モルドバ
2020年にも軍事衝突が起きた ナゴルノ・カラバフ
独立の火種がくすぶり続ける チェチェン
2つの独立問題を抱える ジョージア
学校へ通う子供たちが狙われる パキスタン
「21世紀最大の人道危機」が起きた スーダン
独立以来内戦が続く 南スーダン
4章 政治や宗教の問題を抱える国
閉ざされた独裁国家 北朝鮮
放置されている未承認国家 シーランド
女性は入れない アトス自治修道士共和国
世界で唯一の分断首都を持つ キプロス
一見平和な独裁国家 トルクメニスタン
宗教が生んだ危険地帯 イスラエル
日常的に空爆にさらされる イラク
国境が点線で描かれている国 コソボ
3つの地域に分かれた国家 ソマリア
アフリカの北朝鮮と呼ばれる エリトリア
独裁とインフレで崩壊寸前にある ジンバブエ
多部族国家で起こる分断と大統領争い コートジボワール
2つの政府と超過激派が跋扈する リビア
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