でじじ
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で じ じ の 日 刊 オ ー デ ィ オ ブ ッ ク 通 信  【No.0054】

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携帯 http://www.digigi.jp/i/
PC   http://www.digigi.jp/
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オーディオブック出版のパンローリングが贈る、日刊オーディオブックを
お読みいただきまして、誠にありがとうございます。

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□■ パ ン ロ ー リ ン グ の オ ー デ ィ オ ブ ッ ク
■□     -◆-◇ 本 日 の 一 冊!!  ◆-◇-
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山下の「本日のお薦め」は『耳無芳一の話』です。


赤間ヶ関・阿弥陀寺(今の赤間神宮)に住む盲目の芳一。
彼は琵琶の名人。
壇ノ浦の戦の歌を謡うと鬼神すらも涙をとどめ得なかったというほどの。


ある夜、芳一は平家の怨霊に『平家物語』を弾くように頼れ、
それ以来、毎夜、墓場まで連れ出されてしまう。
芳一は怨霊だとは気づかない。


芳一の心眼は……?
それを上回る怨霊だったのか?


おどろおどろしい話でありながらも、
住職のうっかりぶりもなかなかです。


来たる夏を先取るため、怪談小説の傑作をオーディオブックで!




※ 赤間神宮は山口県下関市にあります。
  耳無芳一のお堂もそこに。


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□ タイトル:『耳無芳一の話』

※無料試聴サンプルはこちら↓
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048021200007

□ 内容
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の傑作怪談小説。
死者の霊にとり憑かれた盲目の芳一を守るため、
住職と納所とで芳一を裸にし、筆を以て芳一の、
胸、背、頭、顔、頸、手足…、身体中どこといわず、
足の裏にさえも般若心経というお経の文句を書きつけた。
住職の言いつけどおり芳一は、縁側に坐り、迎えの霊が来ても、
動きもせず、口も利かず静かに坐っていた……。

明け方、外出先から帰ってきた住職は芳一を見て叫びます。
「みな私の手落ちだ!酷い私の手落ちだ!!」と。

芳一にいったい何があったのか…。
住職よ、何か忘れてたのか?



□ 著者:
小泉八雲(こいずみ・やくも)
1850年 ─ 1904年。新聞記者(探訪記者)・紀行文作家・
随筆家・小説家・日本研究家。
日本国籍を取得する前の旧名は、パトリック・ラフカディオ・ハーン。


□ 翻訳者:
戸川 明三(とがわ・めいぞう)
1871─1939。熊本県玉名郡岩崎村生まれ。
明治学院を卒業し、明治学院女学校教師となる一方、
同期の島崎藤村・馬場孤蝶らに北村透谷を加え、
1893(明治26)年「文学界」を創刊する。
また、東京帝国大学英文科選科に学び、欧米留学後、
慶應義塾大学教授となる。
随筆・評論を多く著し、能・歌舞伎に造詣が深く、
「能楽礼讃」「能楽鑑賞」といった著書もある。


□ 商品詳細
[ダウンロード版] MP3 約37分 1ファイル 500円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048021200007

[CD版] 1枚/約37分 840円 (税込)
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=9784775925973


□ 定本案内
「小泉八雲全集第八卷家庭版」第一書房
 1937(昭和12)年1月15日発行

※ インターネットの図書館 青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)


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    【制作部雑記】  ルシフェラーゼ...。o○...。o○...。o○
           ...。o○...。o○...。o○
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「七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、
源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。」

『耳無芳一の話』はこの文章から始まります。

…壇ノ浦の海岸一帯には、たくさん不思議な事が見聞きされる。
闇夜には幾千となき幽霊火が、水うち際にふわふわさすらうか、
もしくは波の上にちらちら飛ぶ…。
鬼火すなわち魔の火と称する青白い光りである…、と。



.。o○
源氏と平家の名を持つ生き物がいます。
ゲンジボタルとヘイケボタル。


これから初夏に向けてがシーズン、まさに「幻想的」という言葉がピタリ、
人を癒す虫、ホタル。

ホタルの光を人工的に再現して
治療に活かそうという研究も行われているくらいの癒しです。


ホタルは子どもの頃に記憶につながりますね。
それは大人になって見る機会が減ったから、ということでしょう。


しかし朗報。

東京都内でも5月下旬〜6月上旬にかけて
ホタル祭り、ホタル鑑賞会のようなものが催されるスポットがあります。
ネット検索して、夕涼みがてら出かけてみてはいかがでしょうか。


世界にはおよそ2000種類のホタルがいるといわれていますが、
それぞれがそれぞれの光り方をします。
ゲンジボタルにいたっては、同じ種類でありながら
西日本と東日本で光り方が違うとか。


光るのは求愛のために。

ホタルたちの求愛、光の会話を立ち聞きしに行きますか。
ビール片手に、ならぬ、オーディオブック片手に…。  なんつって。



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