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内容紹介

奈良時代の仏教成立期から千年以上も語り継がれ仏教文学の源流といわれる最古の仏教説話集全116話のわかりやすくたのしい朗読を収録

平安時代初期に、奈良の薬師寺の僧景(きょう)戒(かい)によってまとめられた仏教説話集『日本霊異(りょうい)記』。牛に生まれ変わって罪をつぐなう人の話、動物をいじめて仕返しされる話、しゃべるがいこつの話から、人間の姿をした観音菩薩の話など、因果応報を伝えるお話がたくさん。お子さま向けにわかりやすく、たのしく聴けるように収録しています。全116話を余すところなくお楽しみください。

※のちの『今昔物語集』は『日本霊異記』に出てくるお話を資料にして書かれたといわれています。

目次

上巻 第一話 雷(いかずち)さまを捕まえた栖軽(すがる)
上巻 第二話 狐の妻
上巻 第三話 道場法師は雷(いかづち)さまの子ども
上巻 第四話 一 聖徳太子と不思議な物乞い
上巻 第四話 二 蘇った願覚
上巻 第五話 海の中の音楽
上巻 第六話 行善と観音菩薩さまの船
上巻 第七話 亀の恩返し
上巻 第八話 義通と仏さま
上巻 第九話 鷲の食べ残し
上巻 第十話 牛になった父親
上巻 第十一話 火傷した漁師
上巻 第十二話 ドクロの恩返し
上巻 第十三話 仙人になった女
上巻 第十四話 光り輝く義覚
上巻 第十五話 仏教を信じず罰を受けた男
上巻 第十六話 ウサギをいじめて罰を受けた男
上巻 第十七話 観音菩薩さまと越智直
上巻 第十八話 前世でお経を焼いた男
上巻 第十九話 口がひん曲がったお坊さん
上巻 第二十話 子牛になったお坊さん
上巻 第二十一話 馬をムチ打って目を煮られた石別
上巻 第二十二話 仏教を広めた道照法師
上巻 第二十三話 親不孝な瞻保(みやす)
上巻 第二十四話 親不孝娘
上巻 第二十五話 大神高市万侶(おおみわのたけちまろ)の田んぼの雨
上巻 第二十六話 錫杖の上に立った多羅常(たらじょう)
上巻 第二十七話 泥棒坊主
上巻 第二十八話 役(えん)の優婆塞と神さま
上巻 第二十九話 猪丸(いまろ)と祟り
上巻 第三十話 子どもの姿をした仏さま
上巻 第三十一話 観音菩薩さまに念じて、妻と金を手に入れた男
上巻 第三十二話 鹿を食べた家族と丈六仏さま
上巻 第三十三話 焼けずの阿弥陀仏さま
上巻 第三十四話 妙見菩薩さまにと盗まれた絹の反物
上巻 第三十五話 鳴き仏さま
中巻 第一話 長屋親王(ながやのおおきみ)の骨
中巻 第二話 カラスを見て出家した倭麻呂
中巻 第三話 地面に消えた火麻呂
中巻 第四話 女たちの力比べ
中巻 第五話 牛の祟りと助けた生き物たち
中巻 第六話 短くなったのか、大きくなったのか
中巻 第七話 行基菩薩を妬んだ智光(ちこう)法師
中巻 第八話 鯛目と大蛇
中巻 第九話 小牛になった赤麻呂
中巻 第十話 動物を殺してこの世で地獄を見た男
中巻 第十一話 お坊さんを怒鳴って死んだ男
中巻 第十二話 蟹の恩返し
中巻 第十三話 吉祥天女さまに恋した男
中巻 第十四話 貧乏な女王さまと吉祥天女さま
中巻 第十五話 東人と牛になったははおや
中巻 第十六話 召使いと十個の牡蠣
中巻 第十七話 鷺の観音さま
中巻 第十八話 栄常と物まね男
中巻 第十九話 お経の上手な尼さん
中巻 第二十話 七人のお坊さん
中巻 第二十一話 金鷲(こんす)菩薩さま
中巻 第二十二話 仏さまの泣き声
中巻 第二十三話 泣き仏さま
中巻 第二十四話 閻魔大王さまの使いと楢磐島(ならのいわしま)
中巻 第二十五話 山田の衣女と鵜垂の衣女
中巻 第二十六話 仏さまの橋
中巻 第二十七話 道場法師の力持ちな孫娘
中巻 第二十八話 貧乏な女と丈六仏さま
中巻 第二十九話 猪の油
中巻 第三十話 過去の怨み
中巻 第三十一話 仏さまの骨を握って生まれた娘
中巻 第三十二話 寺の酒を返さず牛になった物部麿(もののべまろ)
中巻 第三十三話 鬼に喰われた娘
中巻 第三十四話 身寄りのない娘と観世音菩薩さま
中巻 第三十五話 宇遅王(うじのおおきみ)とお坊さん
中巻 第三十六話 木でできた観音さまの像
中巻 第三十七話 うつぶせ観音さま
中巻 第三十八話 大蛇になったお坊さん
中巻 第三十九話 砂に埋もれた薬師仏さま
中巻 第四十話 奈良麻呂とキツネの母
中巻 第四十一話 ヘビに恋した娘
中巻 第四十二話 千手観音さまの福
下巻 第一話 修行してドクロとして成仏したお坊さん
下巻 第二話 狐と犬の恨み合い
下巻 第三話 弁宗と十一面観世音菩薩さま
下巻 第四話 海で溺れなかったお坊さんと方広経
下巻 第五話 妙見菩薩さまとお金になった鹿
下巻 第六話 法華経になった魚
下巻 第七話 観音菩薩さまと山継
下巻 第八話 木の上に現れた弥勒菩薩さま
下巻 第九話 閻魔大王さまと広足
下巻 第十話 牟婁の僧と燃えない法華経
下巻 第十一話 子ども思いの母親と薬師仏さま
下巻 第十二話 両目が見えない男と千手観音さま
下巻 第十三話 暗い穴の中の男
下巻 第十四話 修行者を叩いて罰を受けた役人
下巻 第十五話 みすぼらしい姿をしたお坊さんと真老
下巻 第十六話 子を飢えさせた罰を受けた女
下巻 第十七話 うめき仏さまと信行(しんぎょう)
下巻 第十八話 写経師の丹治比
下巻 第十九話 猿聖(さるひじり)と呼ばれた舎利菩薩
下巻 第二十話 お経を書き写す女と口が曲がった男
下巻 第二十一話 長義と金剛般若経
下巻 第二十二話 法華経を書き写し救われた蝦夷
下巻 第二十三話 寺の物を勝手に借りて地獄に落ちた忍勝
下巻 第二十四話 猿に生まれ変わった男
下巻 第二十五話 海を漂った馬養と祖父麿
下巻 第二十六話 欲を張り、牛になった広虫女
下巻 第二十七話 竹の子に目を貫かれた髑髏
下巻 第二十八話 丈六の弥勒菩薩さまの像と大蟻
下巻 第二十九話 仏さまの木像を切り刻んで死んだ男
下巻 第三十話 造りかけの仏像を思いこの世に戻った観規
下巻 第三一話 石の神さま
下巻 第三十二話 名妹丸と妙見菩薩さま
下巻 第三十三話 罪のない伊勢の沙弥を殴って死んだ吉足
下巻 第三十四話 出家して病気が治った呰女
下巻 第三十五話 二十年前の手紙と古丸
下巻 第三十六話 罪を犯した永手と家依
下巻 第三十七話 地獄に落ちた伊太知
下巻 第三十八話 一 流行り歌と前触れ
下巻 第三十八話 二 種継と景戒に起こった前触れ
下巻 第三十九話 天皇の子どもに生まれ変わったお坊さんたち

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