サンプル再生3から10分程度無料で試聴できます。
内容紹介
話し言葉で文章表現をする言文一致体で書かれた最初の作品。近代日本文学の先駆けとなった。 二葉亭四迷明治期の小説・翻訳家。1864年、江戸市ヶ谷に生まれる。本名、長谷川辰之助。別号、冷々亭杏雨、四明。4歳で名古屋に移住、名古屋藩学校にて仏語を学ぶ。日本-ロシア間で締結された樺太・千島交換条約をうけて陸軍士官学校を受験するが失敗、外交官を目指す。東京外国語学校露語科在学中にロシア文学に心酔。1886年に出会った坪内逍遥の勧めで『小説総論』を冷々亭主人名義で発表。翌年、日本最初の近代リアリズム小説『浮雲』の第1編を、逍遥の本名である坪内雄蔵名義で刊行。はしがきで初めて二葉亭四迷を名乗る。その後ツルゲーネフの『あひびき』『めぐりあひ』を翻訳。文学者として名を上げる一方で日露問題への関心が強く、教授を務めた外語大を辞任しウラジオストクに渡る。帰国後朝日新聞社に入社、『其面影』『平凡』を連載し文壇に復活。1908年、特派員としてペテルブルクへ派遣されるが、翌年肺結核となり帰国途中のベンガル湾上にて46歳で死去。
|
関連商品 |
|
Products by the same author: 二葉亭四迷