内容漂泊する家族と幼い少年の出会いと別れを通じて、生き抜くことの厳しさを比類ない優しさで綴った、宮本輝の初期代表作。橋爪功による待望の原文完全朗読版。 橋爪功/朗読 原作/宮本輝(ミヤモト・テル)1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、1977年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『道頓堀川』『錦繍』『青が散る』『流転の海』『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『にぎやかな天地』『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)『水のかたち』等著書多数。2010年、紫綬褒章受章。 |