携帯版 でじじへようこそ。
お問い合わせ | カタログ | カタログ請求
販売提携 | オーディオブック制作
メールマガジン
新田一実 冷酷な神の恩寵 真・霊感探偵倶楽部(4)

冷酷な神の恩寵 真・霊感探偵倶楽部(4)

新田一実
講談社 ダウンロード販売 XMDF (XMDF とは?) 1MB 2008年1月発売
420円 (税込)

無料サンプル


著者プロフィール
新田 一実(にった かずみ)
女性2人のペンネーム。出身地/高知県&静岡県 星座/山羊座&魚座 血液型/A型&A型 趣味/S→パン作り G→編み物と車 誕生日/1月16日&2月26日
解説
死体役の女優は、もう生きていない――。テレビドラマの再放送を観てそう感じた竜憲は、鴻に調査を依頼する。後日、女優がドラマ収録直後に急死した事実を調べた鴻は、関連事件として厄介な依頼を受けてきた。人気ミュージシャンの周囲で、件の女優を含む人間が次々と謎の死を遂げるというのだ。さっそくテレビ局へ出向く竜憲と大輔。しかしその目前で、またも新たな死者が!!
目次
序章
第一章 演じる死体
第二章 突然死症候群
第三章 監視
第四章 人喰い
第五章 恩寵と代償
終章

あとがき
抄録
巨大なショッピングセンターにある吹き抜けホールは、簡単なテーブルと椅子(いす)が備えられていた。ボリュームの絞(しぼ)られたワイドテレビの周囲に男たちが集まって、女の買い物が終わるのを待つ、というのは、見なれた光景である。
だが、今日は様子がおかしい。
書店の紙袋を抱えてエスカレーターを下りながら、大輔(だいすけ)は異様な光景に目を凝(こ)らした。
男たちの目が真剣なのだ。
一足先に下に下りていた竜憲(りょうけん)までが、酷(ひど)く真剣な顔をしている。
これが高校野球の時期だとか、相撲(すもう)の千秋楽(せんしゅうらく)が近いというのなら、判るが、それなら竜憲が興味を抱くはずもない。
一階のフロアに下りた大輔は、足早に歩いて、テレビ画面が見える位置に移動した。
「……あぁ?」
テレビ画面には、医者を演じている俳優(はいゆう)が映っている。
ドラマの再放送だろう。
こんなものを、ろくに音声も聞こえないのに真剣に眺(なが)めているのは、どうしてなのだろうか。
「……リョウ……いったい……」
話しかけた大輔は、画面が切り替わった途端(とたん)、男たちの視線の意味に気付いた。
初老の俳優(はいゆう)は医者は医者でも監察医を演じているらしい。
裸(はだか)の女が映りその腹を切っている、というふうに、俳優が動いていた。
「情けない……」
これがベッドシーンなら、男たちが凝視(ぎょうし)するのも判る。しかし、死体役の女優はぴくりとも動かないし、顔も映っていなかった。
こんなものを見て、何が楽しいのだろう。
喉(のど)が動かないかとか、鳥肌(とりはだ)が立っていないだろうかとかいう、粗(あら)探しの目付きならまだ理解できるのだが。
「面白いのか? こんなもん……。何だったら、ビデオでも買ってくか?」
「え?」
「女の裸なんて、そんなに珍しいか?」
くたびれた中年男の顔は、どれも真剣だ。スプラッタな解剖(かいぼう)シーンを期待しているのなら、それも厭(いや)だ。瞬(まばた)きもせずに見つめる目は、多分、ヌードグラビアを見る目と同じなのだろうと思うと、それは真っ昼間のショッピングセンターには、酷(ひど)く不釣(ふつ)り合(あ)いだった。
「裸? ……ああ、そうだね」
どうやら竜憲が見ていたのは、重力に負けて潰(つぶ)れた女の乳房(ちぶさ)ではなかったらしい。
「これ……再放送だよね」
「だろうな」
「……じゃあ、もう手遅れかな……」
「何がだ?」
「……名前、判る?」
おそらく、死体の女優(じょゆう)のことを言っているのだろう。


*この続きは製品版でお楽しみください。

そのほかのお薦め

この商品の著者による商品一覧: 新田一実

戻るトップページへ

TOP | ご利用方法 | FAQ | お買い物かごを見る | ご注文状況 | お問い合わせ | カタログ | カタログ請求 | 販売提携 | オーディオブック制作
オーディオ新着 | 全分野新着 | ノウハウ | ビジネス | ファイナンス | 文芸・小説 | 学習・実用 | 自己啓発 | エンタメ | 恋愛 | 官能
小説・ノンフィクション | 趣味・生活・雑誌 | ビジネス・教育 | 写真集 | 漫画 | 韓流 | 壁紙・ゲーム・ソフト