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ビデオニュース・ドットコム/神保哲生/宮台真司/角谷浩一 幸運か実力か小泉政権が5年続いた理由(わけ)

幸運か実力か小泉政権が5年続いた理由(わけ)

ビデオニュース・ドットコム, 神保哲生, 宮台真司, 角谷浩一
日本ビデオニュース ダウンロード販売 WindowsMedia(DRM) 307MB 2007年6月発売
315円 (税込)

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解説
小泉政権の評価については、現在もそして未来においても、意見が分かれるだろうが、政権が5年という長期にわたった点と、過去の政権が取り組むことができなかった大きな課題に取り組んだという意味では、歴史に残る本格政権だったことだけは言を待たない。
確かに小泉政権下では、安全保障面でテロ特措法や有事法制、日朝会談など長年の懸案事項が進展した他、内政面では郵政の民営化など、55年体制下での既得権益の破壊が大きく進んだ。
中身の評価は横に置くにしても、派閥の領袖ではないために党内に権力基盤を持たず、自身も必ずしも主要閣僚を経験してきたわけでもない小泉首相の政権が、なぜ5年間も続き、しかもこれだけの大きな仕事をなしえたのかは検証に値する。
確かに小泉首相にとっては時の運もあった。小泉政権実現の発端となった2001年の自民党の総裁選で受けた党員からの圧倒的な支持も、小渕、森と続いた前政権があまりにも不人気だったため、参議院選挙を控えて党員の多くは、実力の橋本龍太郎元首相よりも人気があり有権者受けする小泉氏を好んだ結果だった。また、政権発足直後にアメリカで9・11の同時テロが発生し、ブッシュ政権との同盟関係の強化が不可欠となっていたことも、小泉政権の外交政策を容易にした。また、最大野党の民主党が不祥事や党内抗争に明け暮れていたことも、小泉政権を更に利する結果となった。
しかし、2002年の電撃的な訪朝を実現したあたりから、首相の「自民党をぶっ壊す」といったレトリックが国民に圧倒的な支持を受け続けるにつれて、小泉政権は自民党史上希有な本格政権へと進化していった。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は、小泉政権の力の源泉は、55年体制下で自民党を支配してきた経世会(旧田中派)政治に対する強烈なルサンチマン(怨念)にあったと分析する。小泉政権の政策面での功績を見ると、全てと言っていいほど、経世会の既得権益の破壊を伴う案件ばかりが並んでいるからだ。経世会支配に対する長年の恨みが、「どのボタンを押せば壊れるかをいやというほど知っている」首相を誕生させた。また、経世会の「数の政治」に対抗するためには「人気の政治」が不可欠だったというのだ……。


■ 出演者
神保哲生(ビデオジャーナリスト)
宮台真司(社会学者)
角谷浩一(政治ジャーナリスト)


※ 本書には1本のムービー(2時間29分25秒)が収録されています。

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