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オーディオブック出版のパンローリングが贈る、
日刊オーディオブックをお読みいただきまして、
誠にありがとうございます。
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こんにちは、辻尾です。
今日もパンローリングが忙しいあなたへ贈る、勉強になって、面白い！
そんな素敵なオーディオブックをご紹介します。
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【素晴らしいものを心待ちにした結果、より素晴らしいものを手にした物語】
本日ご紹介する『眠れる森の美女』は、実際には何通りもの物語の内容と結末が
あります。もとは、ヨーロッパの民話・童話をそれぞれの有名な童話作家がアレ
ンジし、書き換えたためにこのようになったそう。
オーディオブック化されているペロー・シャルルが書いた“眠る森のお姫さま”
（青空文庫篇）と、私たちが絵本や童話集でよく知っているグリム兄弟の書いた
“茨姫”などが一般的に“眠れる森の美女”となり世に出回っているようです。
さて、ペローとグリム兄弟の書いた“眠れる森の美女”では少しずつ内容が違っ
ています。
最も大きな違いは、眠りから覚めたお姫様のその後について書いているという点
でしょう。
グリム兄弟の書いたお話の中では、美しいお姫さまは100年の眠りから王子さま
のキスによって目覚め、その後二人はしあわせに暮らしましたとさ。という結末
です。
一方、本書ペローの書いた結末はというと、お姫さまは王子さまのキスによって
眠りから覚めるのではありません。お姫さまはちょうど100年が経ったことによ
り自然と目を覚まします。そして、王子さまと婚礼の儀式を挙げたあとお姫様は
2人のこどもをもうけます。女の子と男の子の姉弟で、姉は『朝』、弟は『昼』
という名前でした。そうして、家族は幸せに暮らしましたというのがペロー版で
す。
他にも、王子さまの母である王妃は人食いで、お姫さまと2人のこどもたちを食
べようとしますが、それを王子さまが助け、それにより王妃は気が狂い自殺して
しまう…という結末もあるそうです。
昔ながらの童話には、さまざまな秘話があり、歴史を重ねてきたことを物語って
います。そして、今なお語り継がれているお話にはそれなりの深い意味が隠され
ているのでしょう。そんな歴史が育んだ教えを童話から学んでみませんか？
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おすすめオーディオブック情報
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□ タイトル
『眠れる森の美女』
▼▼無料試聴サンプルはこちら▼▼
http://www.digigi.jp/prod/samples/2048029700004.mp3
□ 内容
美しいお姫さまが意地悪な妖女の魔法で百年の眠りにつかされます。ちょうど百
年目に、ある国の王子さまが彼女の前に現れるまで…。なぜ、こういうことにな
ってしまったのか？百年後、王子が現れ、お姫さまは目を覚ますことができるの
か…。オーディオブックでお楽しみください。「美しいりっぱな、いい心をもっ
たあいてを、待っているということは、むずかしいことです。でも、待つことに
よって、幸福はましこそすれ、へるということはありません」
□ 著者紹介
ペロー・シャルル（Charles,Perrault)
・1628年─1703年。フランスの詩人。アカデミー・フランセーズの会員。日本で
は『ペロー童話集』の作者として知られている。
他にも、著名な童話に『長ぐつをはいた猫』（http://www.digigi.jp/bin/showp
rod?c=2048008100009）などがある。
■翻訳者紹介
楠山正雄（くすやま・まさお）
東京銀座生まれ。早稲田大学時代に坪内逍遙や島村抱月に師事。大学卒業後の19
07（明治40）年、早稲田文学社に入り、編集者としてのキャリアを始める。そし
て読売新聞社を経て、 1910（明治43）年、冨山房に入社。そこで「新日本」の
編集主任として励むかたわら、一方で逍遙の「文芸協会」に参加し、評論あるい
は翻訳劇脚本家として活躍する。文芸協会解散後も抱月の芸術座に続いて参加し
、しばらく編集者と演劇人の二足のわらじを履いていたが、1915（大正4）年、
冨山房社長の命を受け、「模範家庭文庫」の担当となる。親交のあった岡本帰一
にヴィジュアル面を託し、他人の原稿を編集するうち、児童文芸への意識が高ま
っていく。やがて自らも文庫の執筆に手を出し、また児童向けの創作や翻訳も意
欲的に行う。
□ 商品詳細
★ダウンロード版★
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=2048029700004
MP3 約31分 1ファイル 500円 (税込)
☆CD-R版☆
http://www.digigi.jp/bin/showprod?c=9784775926239
CD 1枚 約31分 840円 (税込)
□ 定本案内
タイトル：『赤いくつ』
(1949年3月初版)
⇒⇒⇒ http://www.aozora.gr.jp/cards/001134/card43119.html
「世界おとぎ文庫（イギリス・フランス童話篇）妖女のおくりもの」小峰書店
1950（昭和25）年5月1日発行
※ インターネットの図書館 青空文庫（http://www.aozora.gr.jp/）
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*:.,.★ 文豪の書いた“眠れる美女” ★.,.:*
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編集後記のタイトルになっている“眠れる美女”とは、日本文学がお好きな方な
らご存知でしょう。かの有名なノーベル賞作家・川端康成の同名小説です。
さて、物語のあらすじはこうです。
あるところに、妻と娘を事故で亡くした初老の男がいます。彼は、ひょんなこと
から眠らされている美女と一夜を過ごすことのできるという秘密の宿を紹介され
ます。その宿は美しい老女が一人で営んでいました。そして、その女主人は美し
い娘たちは強い薬によってお客が帰るまで決して起きないと言うのでした。そう
して、行く度に違う美女が彼の横で深い眠りつくのでした。
五度目に彼がその宿を訪れた時のこと。
彼はふたりの美女に挟まれて眠りにつこうとしていました。その時、隣に眠る美
女の一人が冷たくなっていることに気がつきます。そして、それを女主人に報告
すると…。
というのが、ざっくりしたあらすじです。
川端康成の作品の中でもネクロフィリア小説（ネクロフィリア＝死体愛好）とし
て名を知られている作品です。
題名が似ているので編集後記に書いてみましたが、実際私も本書を読んだことが
ないので是非読んでみたいと思います。（ただ表現方法や内容がお気に召さない
方も多いと思いますので、あえてお勧めはしません…）
ちなみに、本作を原作にしてドイツ出身監督のもと、映画化もされていますので
興味がある方のみのぞいてみてはいかがでしょうか。
◆映画版：“眠れる美女”(2005/ドイツ) 監督・主演：ヴァディム・グロウナ
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「こんな本をオーディオ化して欲しい」
「こんなインタビューが聞いてみたい！」
「ぼくの本・ブログをオーディオ化して欲しい」
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